「夏休みもあと少しなのに、自由研究が全然進んでない……」「何をテーマにすればいいのかわからない」そんな焦りを感じている親子は多いのではないでしょうか。
でも大丈夫!まだ間に合います。そんな皆さんにおすすめしたいのが、「1日〜3日でできる探究型自由研究」です。
子どもたちの「なぜ?」「どうして?」という疑問を大切にした身近な材料や日常の疑問から取り組めるテーマばかりを集めました。1日〜3日など短期間でもできるテーマで、夏休み最後の駆け込み研究にもぴったりです。
目次
🧪 理科x探求
1. 「体の不思議」探究型プロジェクト【ワークシート無料ダウンロード】|夏休みの自由研究シリーズ①
「食べた食べ物はどうなるの?」「なんで心臓は動くの?」といった身近な疑問から始める探究型の自由研究です。子どもたちの「なぜ?」を大切にしながら、人体の仕組みについて学べます。調べ学習から模型作りまで、体験を通して学ぶプロジェクトです。
2. 毎日の食卓にある「食材」を研究テーマに—— 海苔プロジェクト
身近な海苔を題材に、色・形・香りなどを五感で観察して探究する研究です。水につけたときの美しい変化や、種類による違いを発見し、最終的にはアート表現までつなげる探究型プロジェクト。毎日の食卓にある「当たり前」を「なぜ?」という目で見つめ直すことで、子どもたちの世界が大きく広がります。
3. 身近な食材から大発見!「チリメンモンスター」標本づくり
「シラスの中にピンク色の生き物がいる!」そんな小さな発見から始まる探究プロジェクトです。無選別のチリメンジャコには、実は20種類以上もの小さな海の生き物が混ざっています。エビ、イカ、タコ、カニ、タツノオトシゴなど、まるで宝探しのように「チリメンモンスター」を見つけて、世界に一つだけのオリジナル標本を作りましょう。図鑑で調べながら分類し、珍しさのレベルを付けて標本にまとめれば、立派な研究の完成です。身近な食材から海の生態系について学べる、探究心いっぱいの自由研究です。
4. コップの水はどこへ消えた? 水の蒸発スピードを調べる実験方法【小学生の自由研究(理科)】
同じ量の水を条件を変えて置き、蒸発スピードの違いを観察する実験です。置き場所(日なた・日陰・地面の種類)や容器の形で、どのように水の減り方が変わるかを調べます。生活の不思議を科学的に確かめられるテーマです。
5. 「セミのぬけがら」を集めて身近な自然環境について調べよう【小学生の自由研究(理科)】
夏の定番、セミの抜け殻を集めて種類や大きさを比べたり、どの場所で多く見つかるかを調べる観察研究です。天気や場所と関連づけてまとめれば、環境とのつながりが見えてきます。短時間の採集で立派な研究になります。
6. 雲を観察してみよう! 小5理科につながるまとめ方【小学生の自由研究(理科)・観察シート無料ダウンロード】
毎日変化する雲の様子を観察することで、自然現象への理解が深まります。雲の形や色を記録し、天気や季節との関係性を発見できる研究です。小学5年生の理科「天気の変化」の学習にも直結します。
🍳 家庭科x探求
7. シュワシュワ・パチパチ! 炭酸水(サイダー)をおうちで作ってみよう
重曹とクエン酸を混ぜると、シュワシュワ泡が出る炭酸水が作れます。どうして泡が出るのかという化学反応の仕組みを学べる実験です。材料は身近にそろえやすく、作ったサイダーを飲んで楽しめるのも魅力です。
8. ぷにぷに・もちもち! グミのふしぎと親子で簡単作り方レシピ【自由研究にも】
カラフルな色とぷにぷに・もちもちの弾力が不思議な「グミ」は、子どもから大人まで大人気のお菓子です。そんなグミは、ご家庭で簡単に手作りできるのをご存じでしょうか? 身近な食材で作れるので、親子で楽しめる手作りおやつとしてもおすすめです。理科の実験的要素を含んでいるため、夏休みの自由研究にもぴったりです。
9. 包丁は本物を。熱の危険は“温度体験”で覚える。『冷や奴のカリカリじゃこのせ』【小学生の自由研究(家庭科)】
料理体験は五感をフルに使う探究的な学びです。本物の包丁を使って安全に調理することで、子どもの自立心と技術を育みます。豆腐という身近な食材が、手を加えることで全く違うおいしさに変身する「料理の魔法」を体験できる自由研究です。食育の観点からも栄養バランスを学べます。
10. お裁縫で挑戦! はじめてのソーイング研究
そんな身近な植物の葉っぱの形をフェルトに写し、コースターを作ってみませんか。葉っぱの表面の葉脈の様子も観察し、フェルトにチクチク刺しゅうしてみましょう。作った作品を実際に使うことができるところもおすすめポイントです。
🌏 社会科x探求
11. クロゼットの「洋服タグ」から—— “世界とつながる” 自由研究〖わたしのクロゼット探究〗
洋服のタグに書かれた生産国を調べ、どんな国で作られているのかを探究するテーマです。地図や国の特徴とあわせて調べれば、身近な服から世界とのつながりを学べます。
🛠 工作・アートx探求
12. 〖材料2つだけで超簡単!〗失敗しない「バスボム」の作り方。自由研究・自由工作にも
重曹とクエン酸を使って、しゅわっと溶ける手作りバスボムを作ることができます。色を付けたり形を工夫したりとアレンジが楽しく、遊びながら酸とアルカリの反応を学べます。半日〜1日で完成できる自由研究にぴったりです。
13. 想像をそのまま作品にする。直感力勝負!「廃材モーターロボット」【小学生の自由研究(工作)】
プリンカップや割りばしなどの廃材にモーターを取り付けて、振動で動くロボットを作る工作です。自由に組み合わせて形を工夫できるので、子どもの発想力が大いに発揮されます。動かして遊べる楽しさも加わり、満足度の高いテーマです。
14. 身近な素材で楽しむ! コラージュアート入門
雑誌や紙を切り貼りして、自分だけのアート作品を作る活動です。材料は家にあるもので十分なので取り組みやすく、感性を自由に表現できます。作品として残しやすいのも魅力です。
15. 葉脈ってなに? 子どもたちの想像力や好奇心を刺激する「葉っぱのフロッタージュ」
落ち葉を紙の下に置き、鉛筆でこすり出すことで葉脈や形を観察できるアート体験です。葉っぱの違いを目や手で感じながら、自然のしくみを楽しく学べます。芸術作品としてもまとめられるので、理科と美術の融合研究になります。
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限られた時間のなかでも、子どもが「楽しかった!」「もっと知りたい!」と思えれば大成功です。結果よりもプロセスを大切にし、子どもの好奇心を育むことを第一に考えましょう。
時間がなくても諦めず、身近な材料と好奇心があれば素敵な自由研究ができます。この夏の学びが、お子さんの新たな興味の扉を開くきっかけになりますように!