あたまを使う/芸術にふれる/アート/サイエンス 2018.7.29

想像をそのまま作品にする。直感力勝負!「廃材モーターロボット」【夏休みの自由研究(工作)】

編集部
想像をそのまま作品にする。直感力勝負!「廃材モーターロボット」【夏休みの自由研究(工作)】

「パステルすみ絵」に続く、夏休み自由研究・工作第2弾は、「廃材モーター工作」です。モーターを使うなんて高学年向け? と思うかもしれませんが、市販の工作モーターを使うので簡単ですよ。ちなみに、このモーターのしくみは、小学校6年生の理科「電流のはたらき」につながります。

今回も教えてくれるのは、心理学、教育学などを取り入れ、画期的な美術教育を提供している『芸術による教育の会』講師である後藤和人先生です。

文・作品提供/芸術による教育の会

廃材を使って直感的に制作する

この「廃材モーターロボット」は、文字どおり、「廃材」を使った作品です。食べ終わったプリンカップや、プラスチックのスプーン、お肉が入っていたトレイなど、普段ならゴミとして処分してしまうものを利用することで、子ども達の想像力を広げます。

廃材をどのように組み立てたとしてもその子の自由です。ロボットの形を作ってもよし、動物の絵を描き足してもよし、好きな廃材を使って、自分のイメージどおりに、直感的に制作することができます。どんな形の作品になっても、最終的にはモーターで動きますから!

また、子どもによっては、モーターがどのように作用するのかが理解できないかもしれません。そんなときは、紙コップなどにモーターと電池ボックスをくっつけて、動かして見せてあげましょう。言葉で説明するよりも、目の前で動きを見せてあげたほうが、作品のイメージがわきますし、制作意欲も刺激されるはずですよ。

廃材モーターロボットを作ってみよう!

<材料>
工作モーター、電池ボックス、モーター用乾電池、消しゴム、廃材(プリンカップ、スプーン、割りばし、トイレットペーパーの芯など)、セロテープ、強力両面テープ

<あると良いもの>
装飾用の材料(シール、カラービニールテープ、モールなど)

<作り方>
モーターと電池ボックスのコードを繋げます。モーター、電池ボックスそれぞれに強力両面テープを貼っておきます。

廃材を使って、ロボットや動物など、自由に組み立てていきます。
[おうちの方へ]その面にこの素材は接着しづらいのでは? もっと考えて組み立てればいいのに……など、思うことはたくさんあるかもしれませんが、とにかく子どもの好きなように組み立てさせてあげてくださいね。

②にモーターと電池ボックスを装着します。

モーターの先に消しゴムを刺して、電池を入れると振動で動きます。


[おうちの方へ]消しゴムと廃材が接触してくるくる回らないことがあります。必要に応じて、モーターの接着場所を修正しましょう。

モーターを接着する場所、消しゴムの大きさや刺す場所によって動きが変わります。いろいろと試してみると違いがわかっておもしろいですよ!

子ども達の欲求を思い切り満たす作品作りとは?

大人ほど経験値が少ない子ども達は固定観念があまりありません。そのため、子ども達は自由で突拍子もない発想をするのです。

そんな子ども達の頭の中に潜むワクワクを自由に表現できる環境設定と、それを充分に受け入れる大人の姿勢が、子ども達の欲求を思い切り満たすためには必要であると、私たちは考えています。

まず、子どもが安心して創作できる場所や時間を作ります。そして、以下のようなルールを設けましょう。意外かもしれませんが、最低限のルールやお約束があったほうが子どもは安心して創作できるのです。

・机の上に新聞紙を一枚敷いたら、ここは汚しても良い場所。
・作っているときは散らかしても良い。
・散らかした材料は、作り終わったら片付ける。

広い草原に放り出されるよりも、柵のある限られたスペースのほうが安心して自由に遊べると同じです。

作品を褒めるときのポイント

できた作品を受け入れる。褒めることは重要な要素ですが、「上手だね」という言葉がけでは褒めることにはなりません。それよりも、子ども達の作品に興味を持つことが大事です。「すごいね! これはどうやってつなげたの?」「色が混ざっていてとっても素敵だね。何色と何色なんだろう?」などの声かけをしてみてください。

子ども達のスキルには限界があります。作品には表現しきれていない発想が隠れているのです。その、表現しきれていない部分を子ども達に説明してもらってください。作品を見ただけではわからない、驚きと感動があるはずですから。

このように、親が作品に興味を持ち、作品を受け入れる姿勢は、子ども達にとって大きな喜びと自信になります。そしてその喜びは次の創作活動の糧になるのです。

【プロフィール】
芸術による教育の会(げいじゅつによるきょういくのかい)
東京、神奈川、埼玉、千葉、インターネット上に約100教室の美術教室を運営。
在籍生徒数約3800人。
「世界の子どもたちとアートを通してつながりたい!」を将来のビジョンとし、言葉の壁をアートで乗り越えた未来を目指しています。

芸術による教育の会ホームページ
「芸術による教育の会」は、5つの事業と60年以上の実績をもとに
美術を通して、子どもたちの成長に寄り添います。

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・それぞれの成長段階や個性に合わせた技術指導を行います。
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