「次の連休、どこに行こう?」「今度の土日は、子どもが喜ぶ場所に連れて行ってあげたい!」
子育て中のパパ・ママにとって、子どもが楽しそうにしている姿を見るのは嬉しいものです。でも毎週ともなると、迷ってしまうこともあるのでは?
そこで今回は、子どもの “学び” と “遊び” にぴったりな、穴場スポットを厳選してご紹介します! 動物とのふれあいができる施設や、思いきり体を動かせる場所、さらには子どもの知的好奇心をくすぐるスポットまで、目的別にご案内していきましょう♪
目次
【動物と触れ合えるスポット】命の不思議を体感できる!
子どもたちは動物が大好き。動物と触れ合う姿は本当に楽しそうです。動物を優しくなでたり、餌をあげたりする体験は、動物の種類や生態を知ると同時に、命の大切さを学べる貴重な機会になるでしょう。
上野動物園で30年にわたり教育活動を担当する井内岳志氏は、動物を観察するコツ&動物園を楽しむポイントを以下のように説明しています。1日で全部まわる必要はないのです。決めたテーマにこだわりすぎる必要はありませんが、子どもが興味をもった動物は、満足するまでじっくり時間をかけて観察させてあげましょう。
【動物観察のPOINT】(上野動物園 教育普及係:井内岳忍氏)
- 自分がされて嫌なことは動物にもしない
- 大人も子どもも自分に置き換えて考えてみることが大切
- テーマを絞って、じっくり観察すること
- ひとつの動物を最低でも2~3分は観察すると、おもしろい発見がある
🦁 動物に会える厳選5スポット! 🐘
🌍 【よこはま動物園 ズーラシア】
神奈川県横浜市
「生命の共生・自然との調和」をテーマに、世界中の野生動物を飼育している国内最大級の動物園。希少種の野生復帰などにも取り組んでいます。
希少種保全
自然豊か
🐷 【mipig café】
全国展開
マイクロブタさんと気楽にふれ合える日本初のカフェ。小さくてかわいらしいブタさんとゆったりとした時間を過ごせる空間です。
親子体験記はコチラ✨→驚きの知能と豊かな感性をもつマイクロブタ。親子で体験! 『mipig cafe』で育む思いやりの心
触れ合い体験
インスタ映え
🦒 【天王寺動物園】
大阪府大阪市
大都市大阪にふさわしい地域社会と国際社会に貢献できる、人にも動物にもやさしい動物園です。動物の生息地を再現した「生態系展示」が人気です。2025年は開園110周年。加えて「大阪・関西万博2025」も開催されるとあって、イベントも盛りだくさん♪
生態系展示
万博イヤー
🦊 【動物たちが暮らす森 アニミル】
大阪・心斎橋店/東京・お台場店
昼夜で触れ合える動物が変わる都市型動物園。VRも活用した、五感で動物たちのことを学べるコンテンツも魅力的です。日本初の試みである動物の昼夜交代制を取り入れているので、本来の生活リズムで過ごす、生き生きとした姿の動物たちに会えますよ!
昼夜で変化
VR体験
🐠 【生きているミュージアムNIFREL】
大阪府吹田市
「多様性」をテーマに、生きものの多彩な個性にフォーカスしたユニークで美しい水族館。展示カテゴリーは、「色」「行動」「形態」など、「感性にふれる」ことを大切にしています。水族館とはいえ、カピバラやホワイトタイガーも見ることができますよ。
感性重視
多様な生物
【思いきり体を動かせるスポット】運動すると集中力も発想力もUP
思い切り体を動かして遊ぶことは、子どもの成長にとても大切です。心理学者・石﨑一記氏は、夢中になって動くことで「集中力」が、自然を相手にあそびを試行錯誤することで「発想力」が身につくと話します。
また、なにかをやりとげたことで自分を好きになり「自己肯定感」が、他者との関係性を保つために情報や意志の交換をするので「コミュニケーション能力」がアップします。いいことづくめですね!
ただ、これらの遊びの効果を引き出すには、親の関わり方がかなり重要です。石崎氏は、同じ体験をしても、親の関わり方次第で全く違う成長になってしまうと警鐘を鳴らしています。親が気をつけるべきポイントをまとめたので、参考にしてみてくださいね。
【体を動かす遊びのPOINT】(心理学者:石﨑一記氏)
- 「なぜ」「何のため」など教育的意図を考えすぎない(教育熱心な親御さんほど要注意!)
- 指示や命令で、子どもの遊びを「作業化」させない
- 「ああしなさい」「これはダメ」と言いすぎず、子どもの試行錯誤の機会を守る
- 子どもの成功や発見に「すごいね!」と共感し、達成感を認める
- 効果を意識しすぎず、親自身も一緒に純粋に外遊びを楽しむ
🏃 全力で運動できる厳選5スポット! 🏃♀️
🏰 【飛鳥山公園】
東京都北区
児童エリアにある7メートルの巨大お城遊具や迫力あるゾウのすべり台が、子どもたちに大人気。幼児向けの遊具もあり、夏は水遊びもできます。引退した電車の展示には乗り物好きな子どもは大喜びでしょう。徳川吉宗ゆかりの歴史ある広々とした公園です。
水遊び
電車展示
🌈 【ふなばしアンデルセン公園】
千葉県船橋市
体を思いきり使って遊べるエリアが大人気の公園です。「ワンパク王国」内には、「森アスレチック」「どうぶつふれあい広場」「ミニパターゴルフ広場」などがあり、いつも子どもたちの歓声であふれています。風車や農家など、デンマークの雰囲気もすてきです。
紹介記事はコチラ✨→子どものための “体験型” 美術館は「感じる」「作る」「演じる」「楽しむ」プログラムが満載! 『子ども美術館』
動物ふれあい
デンマーク風
🧩 【ボーネルンドプレイヴィル】
大阪 天王寺公園/安満遺跡公園/大阪城公園/大浜公園
遊びのスペシャリスト「ボーネルンド」がつくった “あそび場” には、「自然遊び」「からだ遊び」「表現遊び」の3つのゾーンがあります。屋内外で、体と五感を使って思い切り楽しめます。いろいろなイベントやワークショップも開催。室内の施設も充実しているので、天候関係なく行動できるのもいいですね。
五感体験
ワークショップ
🌲 【さがみ湖MORIMORI】
神奈川県相模原市
クライミングアトラクションや”自分で考えて進むこと”をコンセプトにした新しいタイプのアスレチックがあり、自然の中で思い切り体を使って遊べます。
新型アスレチック
自然豊か
🌺 【神戸市立須磨離宮公園】
兵庫県神戸市
フィールドアスレチック「子供の森冒険コース」が楽しい公園。児童遊園やジャンボすべり台も人気。園内にはバラ園や花しょうぶ園などもあり、季節の花を鑑賞することもできます。
ジャンボすべり台
花園鑑賞
【感性を豊かにするスポット】「本物に触れる」機会を子どもに!
「なんで? どうして?」子どもたちの好奇心は、まるで宝箱のよう。科学館や美術館では、その好奇心を存分に満たしてあげることができます。
「子どもの表現力を育むためにも、たくさんの作品を見せてあげることが大切」と、アトリエ・ピウ知育こどもアート教室を主宰する今泉真樹氏は言います。「できれば、“本物” に触れて、アーティストのエネルギーとオーラを体感してほしい」とも――。“本物” のパワーはより深く子どもの懐に入り込み、感性を豊かにしてくれるのです。
一方で、AIパワーが席巻する昨今、最新技術を活用した遊びも、子どもの脳と感性を刺激します。新旧のツールを織り交ぜた体験が、子どもの表現の幅をさらに広げてくれるでしょう。ポイントはなんといっても「本物に触れる」ということ。子どもたちの感性が豊かになるスポットをご紹介しましょう。
【子どもの感性を育むPOINT】(アトリエ・ピウ知育こどもアート教室主宰:今泉真樹氏)
- 子どもたちの「なんで? どうして?」という好奇心を大切にする
- “本物” のアートに触れて、アーティストのエネルギーとオーラを体感させる
- 科学館や美術館で子どもの好奇心を満たす体験を!
🎨 脳と感性を刺激する厳選5スポット! 🔭
🚀 【リトルプラネット】
全国展開
「遊びが学びに変わる」をモットーに、「体感」「探求」「思考」「創造」「交流」の5つのテーマで展開されるテクノロージーを駆使したアトラクションにはワクワクが詰まっています。最新技術を用いながらも、砂絵や影絵などなつかしい遊びをベースに、子どもの感性を刺激する工夫が満載。心と体が思わず動き出す新しい遊び場を体感してみましょう。
体験記事はコチラ✨→“遊びが学びに変わる”次世代型テーマパークで、「脳」も「体」も使って思いきり遊ぼう!
五感体験
全国展開
📚 【角川武蔵野ミュージアム】
埼玉県所沢市
「さまざまな芸術・文化が『まぜまぜ』になっているミュージアム」とうたう文化複合施設。美術・文学などのハイカルチャーと、マンガ・アニメなどのサブカルチャーの融合が子どもたちの知的好奇心を駆り立て、おもしろ体験が存分にできますよ。
建築美
複合施設
🎨 【ベルナール・ビュフェ美術館】
静岡県長泉町
ビュフェの作品を集めた全国でも唯一の美術館。「ビュフェこども美術館」では、五感を使った遊びを通して、アートを身近に感じることができるでしょう。
※現在は、「ビュフェエリア」のみ営業中
紹介記事はコチラ✨→五感が解放される、緑豊かな「クレマチスの丘」は “子どもと美術が出会う場所”
子ども専用
自然環境
🖼️ 【横浜美術館】
神奈川県横浜市
日本を代表する建築家・丹下健三により設計された建物は開放的で見所のひとつとなっています。「子どものアトリエ」では、未就学児から小学生までを対象としたいろいろなワークショップや「びじゅつ探検ツアー」のようなファミリープログラムなどを開催。子どもに優しい美術館です。
紹介記事はコチラ✨→感性を解放しに行こう! 横浜美術館「子どものアトリエ」で “みる・つくる・まなぶ” 体験を。
ワークショップ
子ども専用エリア
🏛️ 【国立国際美術館】
大阪府大阪市
美術館スタッフや参加者とのスライドトークを楽しんだ後、コレクション展を自由に見学する「こどもノビノビびじゅつかん」がおすすめ。講堂のスクリーンにコレクション展の作品画像を映し出し、対話形式で鑑賞したあと、展示室にて自分のペースで作品を見ることができます。鑑賞後には、各自が見たことや感じたことを共有する時間も。保護者と子どもが一緒に参加でき、スタッフのサポートもある、安心して楽しめるプログラムです。
子ども向けプログラム
親子プログラム
***
親にとっても、子どもと一緒のお出かけは発見の連続。「あ、こんなことできるようになったんだ!」「こんなことに興味をもつんだ!」という成長に立ち会える特別な時間です。思いきり遊んだあとの笑顔や新しい発見の驚き……そんな休日の思い出を、ぜひ見つけに行ってくださいね。
(参考)
STUDY HACKERこどもまなび☆ラボ|解説のメモなんてしなくていい。「目の前の動物」から最大限学びとるコツ
STUDY HACKERこどもまなび☆ラボ|動物園は子どもの「心」を育てる場所。“楽しみながら動物を知る”ことの大きな価値
STUDY HACKERこどもまなび☆ラボ|「外遊び」は有能感や自己肯定感を伸ばす――でも、効果のほどは「親次第」
STUDY HACKERこどもまなび☆ラボ|子どものための “体験型” 美術館は「感じる」「作る」「演じる」「楽しむ」プログラムが満載! 『子ども美術館』
STUDY HACKERこどもまなび☆ラボ|子どもの表現力には限界がある。だからこそ「本物」のアートに触れてほしい
STUDY HACKERこどもまなび☆ラボ|“遊びが学びに変わる”次世代型テーマパークで、「脳」も「体」も使って思いきり遊ぼう!
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STUDY HACKERこどもまなび☆ラボ|感性を解放しに行こう! 横浜美術館「子どものアトリエ」で “みる・つくる・まなぶ” 体験を。