小学生の夏休みの宿題のなかで特に悩ましい、読書感想文。毎年夏休みが来るたび、どうすればいいか困ってしまう親子は多いはず。
この記事では、夏休みの宿題の大定番・読書感想文の書き方(小学生版)を徹底解説します。本の選び方から原稿用紙への書き方、推敲の仕方、親のかかわり方、声かけの例まで、これを読めば読書感想文のお悩みは全部解決! 読書感想文を初めて書く1年生や2年生はもちろん、もっと上手に書けるようになりたい3年生以上の小学生を持つ親御さんも、ぜひお読みください。
読書感想文(小学生)の書き方:本選びから完成までの全体像
ここからは、こどもまなび☆ラボの人気連載、文章力養成コーチ松嶋有香先生による「親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン」の内容をベースに、小学生の読書感想文の書き方を編集部がまとめて紹介します。
■ 読書感想文が完成するまでの手順一覧
まずは、読書感想文を完成させるまでの手順を確認しておきましょう。
- 本を選ぶ
- 本を読みながら付箋を貼る
- 親子で対話して、子どもから感想を引き出す
- 文を作る
- 原稿用紙に下書きする
- 見直して清書する → 完成!
これが全ステップです。見通しをもって取り組んでくださいね。
小学生の読書感想文は、「親子で」取り組むことをおすすめします。じつは、1年生から4年生までの小学生は、読書感想文の書き方をまだ学校では習っていません。学習指導要項では、5年生、6年生の国語で学習することになっているのだそう。読書感想文を初めて書く子どもや、読書感想文にまだ慣れていない子どもに、「さぁ好きな本を選んで書きなさい」と言ったところで、うまくいくわけがありません。親御さんの的確なサポートは不可欠なのです。
■ 小学生が読書感想文を書くとき、親が必ず意識すべきこと
子どもの読書感想文をサポートするにあたり、親が強く意識すべきことがあると松嶋先生は言います。それは次のこと。
親ができることは、たった1つ。「子どものすることを否定しないこと」
(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第1回:夏休みのラスボス、読書感想文※下線と色による強調は引用にあたり施した)
「その本で読書感想文書くの? こっちの本にしなさいよ」「そんな感想じゃおかしいじゃないの」などと、子どもが選んだ本や言った感想にケチをつけてはいけません。やる気を削いでしまいますので、よく注意してくださいね。
■ 読書感想文に取り組む期間
本選びから読書感想文の完成までに費やす期間の理想は、「1日1~2時間ぐらいずつ取り組んで、全体で約2週間」というのが松嶋先生の見解です。次の言葉にあるように、読書感想文は子どもが大きく成長するチャンス。短い期間で楽に片付けようと思わないで、親子で焦らずじっくり読書感想文に取り組むといいですね。
読書感想文は、本をきっかけに自分と向き合う経験です。まずは、このことをしっかり受け止めてください。自分と向き合った気持ちを言葉に直すことが楽になると、嫌なことを嫌と言える子になります。本当の気持ちを説明できる子になります。
(引用元:同上)
読書感想文(小学生)の書き方:手順1. 本を選ぶ
さてここからは、読書感想文のノウハウを具体的に紹介していきます。まずは、本選び。松嶋先生いわく、読書感想文の本を選ぶときの鉄則は次の3つです。
- 親子で「リアルの本屋」に行く
- 子どもに「好きな本」を選ばせる
- 子どもが選んだ本を、親は「否定しない」
1. 親子で「リアルの本屋」に行く
インターネットで本を買う大人は多いと思いますが、小学生の読書感想文の本は、必ずリアルの本屋に出向いて選んでください。子どもが実際に手に取りながら、お気に入りの1冊を見つけることが大事です。なるべく大きな書店に行くと選択肢が広がるので、なお良いといえます。
2. 子どもに「好きな本」を選ばせる
子どもには「好きな本を選んでいいよ」といってあげましょう。大人はつい「この本は感想文を書きやすいかどうか」を気にしてしまいますが、「子どもが興味を持っているかどうか」「子どもがその本を好きかどうか」のほうがずっと大事なのです。
また、読書感想文の本といえば物語をイメージしがちですが、自然科学の本や写真集でもOK。実際、虫の写真集を読んで読書感想文を書いた小1の子が賞をとった例もあるそうですよ。
『青少年読書感想文全国コンクール』の課題図書から選ぶべきなのかどうかも気になるところ。これについて松嶋先生は
「お子さんが好きな本が、たまたま課題図書で選ばれた本なら、その本で良い」
(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第2回:そうだ、本屋へ行こう!)
とアドバイスしています。基本的には自由図書でいいようです。
3. 子どもが選んだ本を、親は「否定しない」
こうして子どもが選んだお気に入りの1冊を、親は絶対に否定してはいけません。子どもの選択が親の想定外だったり、「この本で大丈夫かな?」と心配になるような本だったりしても、「おもしろそうな本だね!」「楽しみだね!」と前向きに受け止めてあげましょう。子どものやる気がグンと上がります。
読書感想文(小学生)の書き方:手順2. 本を読みながら付箋を貼る
読書感想文を書く本を手に入れたら、次は本を読みます。ポイントは、本を読みながら付箋を貼ること。読んで「心が動いたページ」に、付箋を貼ってください。
■ 付箋を貼る場所の例
付箋を貼るべきページは、例えば次のような箇所です。お子さんに教えてあげると分かりやすいでしょう。
「ああ、分かる」「へーそうなんだ」「わ、びっくりした」「最高!」など心が動いたところに、付箋紙を貼っていきます。また「なんで? なんでそうなるの?」「信じられない」「無茶だ」「ひどい!」そういうマイナスイメージでも構いません。
(中略)
「こんな気持ち、最低だ。言葉にしたくない……」
そんな重症な場合も貼っておきましょう。
(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第3回:読書感想文を前提にした本の読み進め方※太字は引用にあたり施した)
付箋を貼るときは、心の動きを表す言葉を付箋に書き込んでおいてください。また、付箋はあとで剥がしますので、ページ数を書くことも忘れないように。そして、一通り本を読み終えたら、付箋が貼ってあるページをもう一度読み直し、さらなる気付きがあれば付箋に書き加えてください。
貼った付箋の数が多くなりすぎた場合や、似たようなところに付箋を貼った場合などの対処法などは、下記の記事で解説されています。
読書感想文(小学生)の書き方:手順3. 親子で対話して、子どもから感想を引き出す
次は、子どもから感想をさらに引き出すプロセスに入ります。先ほど、子どもの心が動いた箇所に付箋を貼りましたね。その付箋にページ数が書いてあることを確認し、剥がしてコピー用紙などの白い紙に貼りましょう。そうしたら次は、子どもの心がなぜその箇所で動いたのか、親子で対話をしながら子どもの考えを深堀していきます。
■ 子どもの感想を深堀する問いかけの例
子どもから感想をさらに引き出すために、親は子どもに次のようなことを質問してみましょう。
「なぜ、ここで感動したのか」
「どうして、そこが気になるのか」
「もし自分だったらどうするのか」
「もし、魔法でストーリーを変えられるとしたら、どうしたいか」
「どうして付箋に○○と書いてあるのか」
(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第4回:自分と向き合う時間にこそ読書の意味がある※太字は引用にあたり施した)
■ 子どもから感想を引き出す際の注意点
この過程で子どもから出てくる言葉を、親は否定することなく素直に聞き入れましょう。そして、子どもが発した言葉をすべて、親が先ほどの白い紙にメモしていきます。
そうすると、
- 付箋
- 「どうして心が動いたのか?」という質問
- 子どもが話した答え
がセットになった紙が何枚もできあがるはずです。まだ文になっていないメモ書きの状態で、子どもの感想の言葉がたくさん引き出されましたね。この紙のことを、以後「質問シート」と呼びます。
なお、この対話のなかでもしも子どもからなかなか言葉が出てこなくても、きつく質問したり焦らせたりしないようにしましょう。またこの作業は、特に低学年の場合は、親子で対話をしながら行ないます。高学年の子で自問自答ができそうな場合は、子ども自身にさせてみても良いそうですよ。
読書感想文(小学生)の書き方:手順4. 文を作る
先ほどできあがった質問シートにある、「『どうして心が動いたのか?』という質問」と「子どもが話した答え」の2つをセットにして、文を作っていきます。文を作りながら、適宜言葉を足していきましょう。この段階ではまだ原稿用紙は使いません。引き続きコピー用紙などの自由に書ける紙を使います。
■ 質問シートをもとにした感想文の作り方・例
文の作り方について、松嶋先生が分かりやすい例を紹介しています。これは、『桃太郎』を読んだ子が「キジのことが心配だ」という感想を言っていた場合の例です。
【質問シートに書かれた内容】
- 質問「どうしてキジが心配だったの?」
- 答え「ずっと役に立たないからいらいらした」
【文の作り方】
- 質問と答えをセットにする
「ぼくは、キジが心配だった。ずっと役に立たないので、いらいらした。」 - 言葉を足す
「ぼくは、キジがずっと心配だった。ちっともみんなの役に立てないので、ちょっといらいらして見てた。」 - メモに残された言葉から、文章を肉付けする
「犬は強いでしょ? 猿は頭が良いでしょ? でもキジは何もできなかった」という会話をしていたなら、次のような文になる:
「犬は、大きな声でワンワン吠えて、鬼をやっつけると思ったし、猿は頭が良くて手先が器用だから、すごく活躍すると思った。でも、キジは何もできないと思った。ぼくは、桃太郎がなぜキジをお供に選んだのか、ちょっと分からなかったくらいだ。」
(「【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第5回:質問と答えをセットにしてみよう」より抜粋)
■ 文章の肉付けのコツ
上記のようにして文章を肉付けするときのコツのひとつに、オノマトペを活用するという方法があります。オノマトペとは、「ワンワン」「ドンドン」などの擬音語、「ひやひや」「ゆったり」などの擬態語のことです。
また、つい使ってしまいがちな「うれしかった」「悲しかった」などの単純な言葉は、ぜひ別の言い方で表現してみましょう。そのためには親が問いかけを工夫してあげると、より具体的な感想文になりますよ。
「例えば何の時みたいにうれしかったのか」「どんなふうに体が変化したの?」といった質問をして、言葉を増やしていきます。質問をすれば答えが出ますよね。その答えを書けば良いのです。「うれしくて涙が出た」「鳥肌が立つくらいうれしかった」など、自分の体の変化を書くといいでしょう。
(引用元:同上※太字は引用にあたり施した)
【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第5回:質問と答えをセットにしてみよう
★表現力アップのコツは、文章術のプロ・山口拓朗さんによる連載「作文力の伸ばし方講座」でも解説されています。合わせてお読みください。
オノマトペで作文の表現力を伸ばす――「富士山が“ジョジョッ”とあらわれた」でも間違いではない!?
オリジナルの比喩で、表現力のある作文に激変――“それ” は “ほかの何” に見えるのか?
読書感想文(小学生)の書き方:手順5. 原稿用紙に下書きする
手順4で作った文を原稿用紙に書いていきましょう。でもまだ、この段階では下書きですよ。
■ 読書感想文の書き出しのポイント
まず気になるのは「書き出し」ですね。松嶋先生いわく、読書感想文の書き始め方のコツは次のとおり。
読書感想文も(ブログと)同じで、採点者から見ると、結論が先に書いてあった方が食いつきやすいのです。
(中略)
なので、結論はもったいぶらずに、先に書いてしまうのがいいと感じます。また、結論を先に書く方法だと、あとに熱量が続きやすくなります。
(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第6回:やっと国語教師の出番です※カッコ内は引用にあたり補った)
ここまででいくつか文章が出来上がっていますよね。それらのうち、子どもが特に強く抱いた感想を結論として、出だしに持ってくるようにします。親子の対話の過程で子どもから何度も発せられた言葉は何だったか、と考えるとわかりやすいでしょう。
■ 結論を膨らませる
結論から書き始めたら、適宜段落を変えつつ、結論に関係のあるエピソードや具体例を盛り込んでいきます。ここまでの過程で話題の違う文章がいくつかできているかもしれませんが、読書感想文に盛り込む文章は結論に関係のある文章だけです。結論と関係ない文を削ったことで文字数が少なくなったなら、残った文章にあるエピソードや自分の気持ちをより詳しく書いて、文章を肉付けしていきましょう。
なお、いまは下書きですので、文と文がつながっていない「箇条書き」のようなスタイルでも大丈夫です。
【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第6回:やっと国語教師の出番です
★書き出しの工夫のコツ、ユニークな書き始めの例については、「作文力の伸ばし方講座」の記事も合わせてお読みください。
「書き出し上手」は「作文上手」! 作文を魅力的にする“書き出しのパターン”12選
読書感想文(小学生)の書き方:手順6. 見直して清書する→完成!
これで、読書感想文の下書きが一通り書けたら、次は推敲をします。一晩時間を置いてから、親子で一緒に文章を見直しましょう。
■ 読書感想文の推敲のコツ
推敲のコツは、音読をすること。松嶋先生は次のようにアドバイスしています。
昨日書いた作文を読んでみます。声に出して読んでみましょう。
声に出して読んでみて、気づくことがあれば、赤ペンで書いていきます。
- こっちの文が先に来た方がいい、
- この文はもう少し強調しよう、
- この文はやっぱりいらない、
そういう気づきはどんどん書き込みます。音読すると、不思議と、書き入れたい言葉や、書き直したい言葉が出てきます。
また、ここまでの段階では文が箇条書きになっているのですが、文と文のあいだに入れたい言葉も自然に出てくるはずです。
(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第7回:推敲の仕方)
細かな表現の修正に加えて、構成そのものを変えたくなることもあるでしょう。その際は、文単独ではなく段落ごと移動させてください。そうしないとバランスが崩れてしまうそうですよ。これは低学年のお子さんには難しいので、親御さんのアドバイスが不可欠ですね。こうして下書きの原稿用紙に赤字を入れ終わったら、最後に新しい原稿用紙を用意して、清書をしてください。
■ 読書感想文のタイトルのつけ方
読書感想文の題名のつけ方も気になるところ。よくあるのは「○○○○を読んで」というタイトルですが、これではありきたりすぎます。松嶋先生によれば、8割の子がこの題名で読書感想文を書いてくるのだそう。子どもが自分の心と一生懸命向き合ってできた、その子にしか書けない読書感想文です。ここまでで使用した付箋のメモからキーワードを拾ってみるなどして、我が子らしいタイトルを一緒に考えてあげましょう。タイトルをつけ終わったら、これで読書感想文は完成です!
【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第7回:推敲の仕方
【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第8回:ようこそ内省の世界へ
★締め方の工夫のコツ、印象的な終わり方の例については、「作文力の伸ばし方講座」の記事も合わせてお読みください。
作文の印象は “最後の一文” で決まる!――個性的な余韻を残す「締めくくり」のワザ
読書感想文(小学生)の書き方:原稿用紙の使い方
読書感想文の書き方を一通り解説しましたが、読書感想文の初心者や、作文そのものにまだあまり慣れていない小1・小2・小3・小4の子をもつ親御さんにとっては、原稿用紙の使い方も不安ですよね。
原稿用紙で作文を書いたのは十数年前、という親御さんも多いはずですから、小学生の子どもに教える前にぜひ原稿用紙の使い方をおさらいしておきましょう。きちんとした体裁で書かれた原稿用紙は、読み手に良い印象を与えますよ。
【1】題名
読書感想文のタイトルは、1行目の上から2~3マスを空けて書きます。
【2】氏名
題名の次の行に、一番下の1マスを空けて書きます。姓と名の間は1マス空けます。学校名、学年を書く場合は、氏名の上にそれぞれ1マス空けて書きます。(学校やコンクールの要項に従ってください)
【3】本文
本文の書き始めや、段落が変わるときは、一番上を1マス空けます。
【4】読点(、)・句点(。)
テン(、)やマル(。)は、1マス使って書きます。句読点が行の一番上のマスに来てしまうときは、前の行の一番下のマスに、文字と一緒に書きます。
【5】かぎかっこ
かぎかっこ(「」)は、1マス使って書きます。心の中で思ったことや強調したいことを書くときには改行せず、話したことを書くときには改行します。会話文を書く際は、一番上のマスに始まりのかぎかっこを書き、会話文の最後に終わりのかぎかっこを書きます。終わりのかぎかっこと句点は同じ1マスに書きます。話した内容が2行以上にわたるとき、2行目以降の一番上の1マスは空けても空けなくてもかまいません。
【6】二重かぎかっこ
かぎかっこの中でさらにかぎかっこを使う場合は二重かぎかっこ(『』)を使います。書籍の名前を書く場合も二重かぎかっこを使います。
原稿用紙の使い方(例)
(画像は編集部にて作成)
なお、学校名や学年などの記載法ほか書き方の形式については、通う小学校や応募するコンクールの決まりがある場合もありますので、必ずその指定を確認するようにしましょう。『青少年読書感想文全国コンクール』の応募要項はこちらから確認できます。
読書感想文(小学生)の書き方がわかる本
小学生の読書感想文の書き方や、原稿用紙の使い方を一通りご説明しました。「もっと詳しく知りたい」「しっかり子どもに教えられるようになりたい」という方には、以下のような書籍もおすすめです。
著者は、明治大学文学部教授でNHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導者としても有名な齋藤孝先生。「読書感想文のための本が決められない」「そもそも読書が嫌い」「書き方がわからない」などと悩んでいる生徒に向けて、本選びのコツや身近な話題の活用法、使ってはいけないNGワードなどをやさしく解説しています。中高生向けの書籍なので、小学生のお子さんには、親御さんが読んで教えてあげるのがおすすめです。
ふくしま国語塾主宰の福嶋隆史先生による著書です。お子さんの国語力に悩んでいる親御さんに向けて、家庭での国語の教え方を「基礎」「読み」「書き」「心構え」の4つのパートに分けて紹介。「書き」のパートでは、作文・日記・読書感想文などの文章を書く際の教え方を説明しています。小学生のお子さんに読書感想文の書き方を教えるときに参考になりますよ。ほかにも、漢字練習のさせ方や読解問題の教え方など、国語に関するあらゆる悩みを解決してくれる一冊です。
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夏休みの読書感想文の宿題に真剣に取り組めば、子どもはたくさんの文章を書ける喜びや、一生懸命取り組み作品を完成させることの達成感を味わえます。何より、自分の心と徹底的に向き合うという、得がたい経験ができるはず。
親御さんも、子どもの内面を知ったり成長を感じたりできることは間違いありません。ぜひ親子で一緒に読書感想文を書き上げましょう。
(参考)
StudyHackerこどもまなび☆ラボ|【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第1回:夏休みのラスボス、読書感想文
StudyHackerこどもまなび☆ラボ|【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第2回:そうだ、本屋へ行こう!
StudyHackerこどもまなび☆ラボ|【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第3回:読書感想文を前提にした本の読み進め方
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NHK|NHK高校講座ベーシック国語第21回「原稿用紙の使い方」
ベネッセ教育情報サイト|原稿用紙に書く