夏休みの自由研究の最大の難関、テーマ選び。今まさにテーマ選びに悩んでいるお子さまたちのために、連載『まなびの本棚』でおなじみの“本選びのプロ”日販図書館選書センターが、とっておきの自由研究本を選んでくれました。
1年生、2年生のころのように「ただ好きなもの、興味のあるものについて調べる」だけではなく、3年生からは一歩進んでより深い学びにつなげることを目標にしてみませんか? この自由研究をきっかけにして、高学年以降の学習への意欲を高められるようになれば、より充実した夏休みになるでしょう。
☆1・2年生向けはこちら→“自由研究本”パーフェクトガイド for 1・2年生
『小学生の自由研究パーフェクト 3 . 4年生』(成美堂出版)
成美堂出版編集部(編)
自由研究のやり方からまとめ方まで、全28テーマをわかりやすく解説しています。小学校3年生・4年生のレベルに合ったものが見つかるので、お子さん自身もやりがいを感じられるはず。知らなかったことを知る喜びを覚えれば、高学年からの学習との向き合い方も変わるかもしれませんね。
『小学生の自由工作パーフェクト 高学年(4 . 5 . 6年)編』(成美堂出版)
成美堂出版編集部(編)
遊べる工作、動きが楽しい工作、飾って自慢できる工作をたっぷり紹介した1冊です。高学年向けなので少し難易度が高めですが、難しい工作にチャレンジしたい、夏休みだからこそ時間をかけて物づくりをしたい、というお子さんにおすすめです。
『図書館版 発酵菌ですぐできる美味しい自由研究』(あかね書房)
小倉 ヒラク(著)
子ども向けの麹づくりや味噌づくりのワークショップを開催するなど、発酵をテーマに活動する研究者・小倉ヒラクさんによる自由研究本です。簡単なものから難しいものまで掲載しているので、どの世代でも気軽に挑戦できる内容になっています。
『理系アタマがぐんぐん育つ 科学のトビラを開く! 実験・観察大図鑑』(新星出版社)
ロバート・ウィンストン(著)
著者・ロバート・ウィンストン博士は有名な科学者です。この本では、実験がうまくいかなくても、「次はどうしたらうまくいくだろう?」と新しい方法を思いつく思考力を育ててくれます。科学に興味のある子どもはもちろん、そうでない子どもにもおすすめの1冊です。
『つくって遊べる! 小学生のおもしろ工作 3・4年生 自由工作にぴったり』(メイツ出版)
立花 愛子・佐々木 伸(著)
3年生〜4年生くらいの小学生は、身近な大人の趣味や創作の世界に触れることで、大きな成長をします。大人と一緒に集中する時間を過ごし、自分の手を動かしながら工夫して何かを作り上げることは、自分自身と向き合う貴重なひとときです。親子で一緒に工作に取り組み、作ったもので一緒に遊ぶことは、これから高学年へと成長する子どもたちにとって、かけがえのない思い出になるでしょう。
- 工作が苦手な子どもでも作れる「かんたん工作」
- ちょっと難しくても大人と一緒なら大丈夫「チャレンジ工作」
- ペットボトルや空き箱をリサイクル利用した「リユース工作」
作ったあとも「遊べる」「飾れる」「使える」、楽しいアイデア30種類をわかりやすく解説します!