あたまを使う/英語 2018.12.7

国際人に必須の “相手を立てる” 反論、“角が立たない” 断り方。親子で学びたい「否定」の英語フレーズまとめ

田中茂範
国際人に必須の “相手を立てる” 反論、“角が立たない” 断り方。親子で学びたい「否定」の英語フレーズまとめ

英語で会話をする際、特に難しい場面は何かと聞かれると、何かを断るときと反論を述べるときだと答える人は少なくありません。

どちらも、下手をすると相手の顔をつぶしたり、聞き手を不快な気持ちにさせたりする可能性があるので、たしかに難しい場面ですね。そこで今回は、英語で上手に断り、反論する方法についてお話ししましょう。

「断る」対象は2つある?

「断る」には、2つの種類があります。

・頼み事を断る
・申し出や勧めを断る

英語力の要となる「慣用表現」をマスターするには、ネットワーク化して覚えるのが大切でしたね。それぞれのシーンに合わせた、慣用表現ネットワークをご紹介しましょう。

1. 依頼を断る「すみません」

依頼を断るときはまず、申し訳ない気持ちを表すことが大切です。

すみません、ちょっと無理なんです。
I’m sorry I can’t.

残念ながら無理なんです。
I’m afraid I can’t.

しかし、これだけだと相手は納得しないかもしれません。そこで、断る理由を付け加える必要があります。さらに、“Why don’t you ask …?”(……に聞いてみたら?)のように、代わりの提案をしてあげると親切ですね。

2. 感謝しつつ申し出を断る「ありがたいのですが」

せっかくの申し出やお誘いを断るときは、まず感謝の意を示しましょう。

申し出はとてもありがたいのですが……。
Thank you very much for the offer, but ….

尋ねてくれて本当にありがたいんだけど……。
Thanks for asking, but ….

お気持ちはうれしいのですが……。
It’s nice of you to ask, but ….

いや大丈夫。ありがとう。
No, thank you.

こうすることで、角が立たずにすむはずです。

3. やんわりと申し出を断る「そうできたらいいんだけど」

さらに、「自分としては受け入れたい」という気持ちを表現することで、婉曲的に断る方法もあります。

そうできたらいいのですが……。
I wish I could, but ….

ぜひそうしたいところだけど……。
I’d really love to, but ….

喜んでそうしたいんだけど、無理なんだ。
I’d be happy to, but I just can’t.

相手の立場を尊重しながら、やんわりと断ることができるでしょう。

4. きっぱりと否定する「反対です」

次に「反論」する際に便利な表現をご紹介します。まずは、ある意見に対して反論するときの、最も直接的な言い方はこちら。

反対です。
I disagree.

いえ、賛成できません。
No, I don’t agree.

反論があります。
I have an objection.

その案には反対です。
I’m against the plan.

賛否両論がある議論の場では、反対の立場であることをはっきりと言明することは、決して失礼なことではありません。否定することに過剰な心配をする必要はないのです。

5. やんわりと否定する「実を言えば」

しかし、反論されることはもちろん、相手にとって嬉しいことではありませんね。下手をすると、相手の気分を害してしまうことになりかねません。そこで時には、相手を傷つけないように配慮した言い回しが求められます。

実を言えば、……に少し懸念があります。
Actually, I’m a little bit concerned about ….

議論をふっかけようというのではありませんが……。
I don’t mean to argue with you, but ….

このようなフレーズから始めることで、唐突な反論を避けることができます。聞き手も心の準備ができるはずです。

6. 相手を立てながら否定する「そうとも言えるけど」

まず相手の意見を立て、それから相手と異なる自分の意見をやんわりと述べる方法もあります。相手の言っていることに真っ向から反論することなく、部分的に否定する形です。

そうとも言えるけど……。
You could say that, but ….

あるところまでは賛成だけど……。
I agree with you up to a point, but ….

うーん、君のいいたいことはわかるけど……。
Well, I see what you mean, but ….

相手の立場に理解を示しつつ、自分の意見を述べることで、相手に理性的に考える機会を与えることができるでしょう。

7. 相手に再考を促す「◯◯はどうなるの?

相手にもう一度考え直してもらいたいときは、こんな表現が便利です。

ええ、それはもっともだけれど、……はどうなるの?
Yes, that makes sense, but what about …?

ここでも相手の考えを尊重するフレーズから始めることで、やんわりと伝えることができます。

8. 相手の意見を正す「一言いいたい」

もちろん、必要に応じて、もっとはっきりと伝える言い方もあります。

君は間違っていると思うよ。
I think you’re mistaken.

実際問題としては……。
The fact of the matter is ….

ちょっと一言いいたいのですが……。
May I just mention that …?

相手の意見を直接的に正すことができる立場なのか否かは、相手との距離感によっても変わります。使うときは注意してくださいね。

9. 論外だと感情的に否定する「ありえない!」

信じられない考えや、自分の立場とは真っ向から異なる意見を耳にしたときは、感情的に反論することもあるでしょう。

それは論外だ。
That’s out of the question.

そんなのありえない。
That’s impossible.

正気じゃないよ!
You’re out of your mind!

無理難題をぶつけられたときにも使えるフレーズです。

9つにわたって、断る・反論するための表現をまとめてご紹介しました。どちらも、相手の立場を尊重しながら伝えることがポイントです。学校や家庭で、ぜひ使ってみてくださいね。