あたまを使う/英語 2018.11.30

「おきまりのセリフ」をマスターすれば英会話は楽になる。シーン別「お願い!」の英語フレーズまとめ

田中茂範
「おきまりのセリフ」をマスターすれば英会話は楽になる。シーン別「お願い!」の英語フレーズまとめ

人に何かを頼むという行為は、日常的に行われていますね。

・~してくれる?
・~してくださいませんか?
・すみませんが、……。
・ちょっとお願いがあるのですが、……。

このように、何かを頼む際の表現には、慣用化されたものが多くあります。決まりきったフレーズなので、一度覚えてしまえばすぐに使えて便利なものばかりです。

この中から実際にどんな表現を選ぶかは、依頼の内容や、頼む側と頼まれる側の人間関係によります。例えば、学校で生徒が先生に対して使う言葉と、家庭でお母さんが子どもに対して使う言葉は、大きく異なるでしょう。

「おきまりのセリフ」を覚えてしまえば会話が楽になる

何かを頼むときは、言語を問わず自然に丁寧になるものですね。英語でも、依頼表現は基本的に丁寧ですが、丁寧さの度合いには違いがあります。そして、どの表現を選ぶかは、相手とどれくらい親しいかをはじめとした、社会的な距離関係などが関係します。

そこで、英語で何かを依頼するときに使える代表的な表現を、丁寧さのレベル別に、まとめてご紹介しましょう。先生にお願いをするとき、親子の間で頼み事をするときに、ぜひ使ってみてください。

学校の授業や留学先ではもちろんのこと、家庭内でも日常のことを英語で話す工夫をすることで、英語が身近な言葉に感じられるはずです。

1. 前置き表現「ちょっとお願いがあるのですが」

日本語でも依頼する前には「すみませんが」「ちょっとお願いがあるのですが」のような言葉から始めますね。同じことが英語でも言えます。

・Excuse me, ….
・Can I ask you a favor?
・If it’s not too much trouble, ….

このような一言を付け加えるだけで、聞き手も心の準備ができますね。

2. 依頼する「してくれない?」

遠まわしの表現は、丁寧さも高くなります。

丁寧度の高い表現

① I was wondering if it would be possible for you to ….
② Would it be possible for you to …?
③ Do you think you could possibly …?
④ Could you (please) …?
⑤ Would you mind …?

例えば①のフレーズは、過去形で、さらに進行形が使われ、「~はどうかと考えていたところです」という意味合いになります。間接的なぶん、とても丁寧な表現です。

カジュアル且つ丁寧な表現

⑥ Can you …, please?
⑦ Please ….
⑧ Do …, will you?

親しい間柄で「ちょっと……してほしい」という感じであれば、⑥のフレーズがぴったりです。

夫婦間で「ちょっと……して」とお願いしたいときは、⑧も使えます。命令文のままだとぶっきらぼうですが、“please” や “will you” を付けることで、「お願い」という気持ちを伝えることができます。

一番よく使われる英語の依頼表現は?

相手の意向を尋ねるというのが依頼ですから、疑問文の形のものがほとんどです。その中でも、一番よく使われるのが④のこちらのフレーズです。

・Could you please …?
・Could you …, please?

このように動詞の前や文末に “please” を付け足すことで、さらに丁寧な気持ちを付け加えることができます。

3. 依頼に応じる「もちろん!」

依頼に「いいですよ」と応じるときは、なんと言えばいいでしょうか。

・Sure.
・Of course.
・Certainly.
・No problem.

短く、すっきりしたフレーズが多いので、お子さんでもマスターしやすいでしょう。

4. 依頼を断る「ごめんなさい」

依頼を断るときは、以下のような言葉から始めます。

・Sorry.
・Well, I don’t think so.
・Sorry, but I can’t do it.

さらに、断るときに多いのが、理由を付け加えること。“Sorry, but I’m busy right now.”(今忙しいからごめんね)のように、「なぜできないか」の理由とセットで答えられるといいですね。

5. 条件をつける「……ならいいけど」

時には「~ならいいですよ」と条件付で応じることもありますね。

・Sure, as long as ….
・OK, but only if ….
・Certainly, but ….

「車を貸してもらえない?」という息子に対して「5時までに返してくれればいいよ」、「スマートフォンを貸して」という娘に対して「落とさないならね」というように、条件付きで応じるのは日常的な光景です

英語で「お願い♪」の練習をしてみよう!

最後に、実際に依頼の英語表現を使う練習をしてみましょう。

家庭では、掃除ゴミ出しなど、家事を頼む場面がよくありますね。そんなときに便利な表現はこちら。

・clean the kitchen(台所をきれいにする)
・vacuum the carpet(カーペットに掃除機をかける)

・air out the room(部屋を換気する)
・get rid of the mold(カビを取る)

・pick up the trash(ゴミを拾う)
・empty the wastebasket(ゴミ箱を空にする)

これらのフレーズを使って、掃除のお願いをしてみましょう。その際、この3ステップで話すと良いでしょう。

①前置き
②依頼
③理由・状況説明

例えば、このようにお願いしてみると自然です。

①ちょっとお願いがあるんだけど。
(Can I ask you a favor?)

②部屋の喚起をしてもらってもいい?
(Would you mind airing out the room?)

③いま朝食を作っていて手が離せないから。
(I’m busy making breakfast.)

このように、さまざまな慣用表現を使って、依頼表現を作ってみてください。

日常の英語化によって、英語に親近感が生まれるはずです。続けていけば、効果も期待できるでしょう。