教育を考える/本・絵本 2018.12.8

絵本で自己肯定感を高め、親子の信頼関係を築くには? 【絵本よみきかせセラピー®開催レポート】

編集部
絵本で自己肯定感を高め、親子の信頼関係を築くには? 【絵本よみきかせセラピー®開催レポート】

絵本のよみきかせを中心としたコミュニティStudyHacker こどもまなび☆ラボ 絵本部。子どもたちの “学び” に焦点を合わせ、信頼できる情報を発信する教育メディアから飛び出したリアルな場として、絵本を軸としたさまざまなイベントを行っています。

第2回となる今回は【ママのための絵本よみきかせセラピー®】。「絵本で子育てのお悩みを解決!」をテーマに、11月18日に東京・四谷にて開催されました。

ママの心に響く絵本のよみきかせ親子の絆を深める絵本の活用術についてのお話、問題解決の糸口となる自分との対話に、他のママたちとの話し合い……。

絵本って、こんな使い方もできるんだ!

そんな発見の連続でした。

講師は、こどもまなび☆ラボの人気連載絵本よみきかせコーチングでおなじみの絵本スタイリスト®の景山聖子さん(社)JAPAN絵本よみきかせ協会の絵本よみきかせマイスター®の皆さん。

絵本で幸せな子育てを実現するためのポイントがちりばめられた、ママのための絵本よみきかせセラピー®の様子をレポートします!

笑いあり、涙ありの2時間!

<講師と参加者の自己紹介&お悩み共有>
まずは景山先生が、ご自身の子育て経験をもとに、お子さんが幼い頃に抱えていたお悩みをお話しくださいます。その後は、ご参加者の番。同じようなお悩みを持ったママも多く、最初から共感の嵐でした。

<絵本のイラストから自分の価値観を知る>
五味太郎さんの絵本の1ページから、お題に沿って他のママたちとの話し合い。全く同じ絵を見ているのに、皆さんそれぞれ全然違う意見を持っていらっしゃってびっくり!

絵のような、説明文のない抽象的なものからは、自分が大切にしている価値観が垣間見れるのだとか。ふだん意識することはないものの、心の奥底で本当に大事だと思っているもの。なかなか気づく機会のない自分自身の「価値観」に、ふれられた瞬間でした。

<絵本のストーリーから自分の生き方を知る>
次は、ある絵本の中の主人公になりきってみます。この場面で、自分ならどう行動するでしょう? その答えは、十人十色。同じ物語を読んでも、一人一人受け取り方が違うのですね。

そしてこの答えには、自分の生き方が反映されるそうです。そう言われて、「たしかに!」と納得することばかり。「本当はこうしたい」と思っているのに、実際にはそうできていない。それが心の葛藤を生むのだという景山先生からのお話が、心に響きます。

<イヤイヤ期のお子さんにぴったりな絵本のよみきかせ>
ここで、子どものイヤイヤに悩むママを救う絵本のよみきかせを。「やだ!」と言う子どもが登場する絵本を親子で一緒に読み、絵本の世界で十分に自分の気持ちを表現する機会を作ってあげれば、現実の世界ではイヤと言う頻度が減ると、景山先生からの貴重なお話。

さらに、お子さんが「やだ!」と言うことには、大きな意味があるのだとか。この時期にたくさん「やだ!」と言い、周囲の人に受け止めてもらうことで、子どもは大人に自分の意思を伝えていい存在なのだと感じるのだそう。その経験が足りないと、将来自分の気持ちを言えない子になってしまうかもしれません。

またイヤイヤが始まった、付き合いきれないなあ

ではなく、

この子は今、自分の意思を伝える練習をしているんだ!

こう見方を変えられたら、ママのイライラもずいぶん和らぎますね。先生からの詳しい解説は、まさに目から鱗! 聞くだけで、元気が出てきます。

<親子の絆を深める絵本の活用術>
ほかにも、以下のような実践的なお話を。ノートにメモしている方もたくさん! 皆さん真剣に耳を傾けていました。

・絵本を用いて親子の信頼関係を築く方法
・子どもが泣きわめいて困ったときの絵本を使った対処法
・絵本のよみきかせに効果的な時間帯

その一部は連載『絵本よみきかせコーチング』にもありますので、よかったらご覧ください。

私たちが知らなかった、幼少期に絵本の読み聞かせをするべき”本当の理由”
現実と空想を区別できるのは6歳以降? 親の”救世主”読み聞かせで、子どもは絵本を「体験」する
ウトウト時間の絵本の力で「なりたい自分」に。”心の原風景”を書き換え、自己実現を叶える読み聞かせ
ミルトン博士の「ミルトンモデル」で最高の寝かしつけ! 我が子に幸せな夢を、親御さんに自由な時間を。
絵本は「伝え方」が9割? 幼児・小学生への「年齢別」読み聞かせ方

さらに「育児のお悩みを絵本で解決したい!」という方は、より具体的なお話がたくさん載っている『ママが楽になる絵本レシピ31』がおすすめです。

<ママの心に響く絵本のよみきかせ>
今度は、子どもと接する上で優しい気持ちになれる絵本のよみきかせ。そして「叱らない子育て」を実践し、「愛情たっぷりの優しいママ」になるのを助けてくれるのに効果的な絵本をご紹介!

<今日の学びの共有&サイン会>
最後に、今日の感想を発表。先生によるあたたかい言葉がけに、思わず涙する方も。皆さん、すっきり晴れ晴れとした顔でお話なさっている姿が印象的でした。

さらに、先月発売されたばかりの書籍ママが楽になる絵本レシピ31販売とサイン会も! 景山先生と直接お話しできる貴重な機会です。

<おすすめ絵本は会場にも!>
各テーブルに並ぶのは、先生のおすすめ絵本たち。講座の前後には絵本を手にとる方も。

愛情たっぷりの絵本の読み聞かせは、ママにもアロママッサージを受けるのと同じ癒しの効果がある

同じ立場にいる他人との共感によって、心が満たされる

そう景山先生がおっしゃるとおり、まさに癒しの2時間でした。

アンケートでも大好評!

絵本を題材にした、先生やご参加者同士の対話がメインの「絵本よみきかせセラピー®」。そのぶん心が揺れ動く場面も多く、たくさんの方々から「非常に良かった」とのお声をいただきました。参加者の声の一部をお届けします。


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ご参加くださった皆さま、ありがとうございました! そして、素敵な時間をご提供くださった絵本スタイリスト®景山聖子さん、(株)JAPAN絵本よみきかせ協会の皆さん、本当にありがとうございました!

とても充実した2時間で、書ききれなかったこともたくさんあるのですが、気になる方はぜひ『ママが楽になる絵本レシピ31』(小学館)を手に取ってみてください。実践的で感動的な一冊ですよ。

StudyHacker こどもまなび☆ラボ 絵本部は、毎月第3日曜日の午前中にイベントを開催しています。次回12月16日は、親子で参加できる「クリスマス絵本よみきかせ会」を予定しています(満席のため、受付を終了しました)。

今回ご参加いただいた方も、ご都合がつかなかった方も、ぜひ今後の絵本部イベントにお越しください。皆様にお目にかかれることを楽しみにしています♪