あたまを使う/英語 2018.11.23

「かくれんぼしよう」を英語で言えますか? 親子のコミュニケーションで便利な「提案」の英語フレーズまとめ

田中茂範
「かくれんぼしよう」を英語で言えますか? 親子のコミュニケーションで便利な「提案」の英語フレーズまとめ

誰かに何かを提案する。その提案を受け入れる。これは、年齢を問わず、日々繰り返し行われている行為です。例えば、幼児が友達を誘って、こう提案することがありますね。

ねえ、かくれんぼしよう!

大人は、職場でこんな提案をすることもあるかもしれません。

そのアイディアを、もう一度考え直してみたらどうでしょうか?

この2つの例を比べてみましょう。前者は「一緒に何かをしようという提案」です。英語ではこう表現できます。

Let’s play hide-and-seek.

後者は「相手に何かアクションを促す提案」ですね。英語はこう言えるでしょう。

It might be better to reconsider that idea.

このように、一口に提案といっても、様々な種類があるのです。

提案の仕方には、いくつもの定型表現があります。代表的なものを覚えておくだけで、いろいろな状況や場面で使うことができて、英語の表現の幅が広がります

前回、慣用表現はネットワーク化して、関連づけて覚えるといいというお話をしました。今回は「提案」の慣用表現ネットワークを、タイプ別にご紹介します。

1-1. 相手に提案を求める「どうしたらいい?」

家族旅行の行き先、勉強の仕方、家事の進め方……。家庭内では、様々なことについてお子さんや親御さんの提案を求めますね。

~についてアドバイスくれない?
Can you give me some advice about …?

~するのに何か提案はある?
How do you suggest that …?

私~しようと思うんだけど、それってどう思う?
What would you say if I …?

子どもたち同士で遊ぶときにも、双方からの提案は欠かせません。知っておくと便利なフレーズです。

1-2. 提案に対して感謝・賛同・感想を言う「ありがとう」

こちらの問いかけに応え、相手が良い提案をしてくれたときは、感謝や賛同の気持ちを表したり、感想を伝えたりする必要があります。

いい提案をしてくれてありがとう。
Thank you for your offer.
I appreciate your suggestion.

大賛成!
I’m all for it!

そうするね。
I’ll take it.

わくわくしちゃうね!
How exciting!

きちんとお礼を述べた後に、感想を伝えたら、さらに丁寧になりますね。

2-1. 相手に提案する「したらどう?」

今度は、相手に何かを提案するシーンを想像してみてください。親子の会話では、子どもに「どうしよう?」と聞かれ、親が「こうしよう」と提案する場面が頻繁に見られますね。

~したらどう?
Why don’t you …?
How about …?

私があなただったら、~するでしょうね。
If I were you, I’d ….

ひょっとしたら~するのもいいかもね。
It might be better to ….

相手に「こうしたら?」と提案するときは、自分が含まれないので、相手中心の表現となります。

2-2. 相手からの提案を受け入れる「やってみるね」

相手からの提案を聞き入れるときは、なんて言ったらいいでしょうか。

やってみるね。
I’ll try.

それっていいね。
I’ll buy that idea.

異論なし。
I have no objection.

「(あなたが)こうしたら?」と “You” で提案を受けているので、応答するときの主語は “I”(私)になるのがポイントです。

3-1. 自分も含めて提案する「一緒にしようよ」

冒頭で挙げた、幼児が友だちを誘うときの「ねえ、かくれんぼしよう」は、一緒に何かをしようという提案です。相手だけでなく、自分も巻き込んで提案を切り出すときは、こんな表現が便利です。

~しましょう。
Let’s ….

~しませんか?
Why don’t we …?

一緒に~するのはどうかな?
Perhaps we should ….

3つ目のフレーズは、“Perhaps”(たぶん)のおかげで、押しつけがましく感じられず、使いやすい表現です。

3-2. 「一緒にしよう」の提案を「ぜひ!」と受け入れる

「一緒に~しない?」という提案を受けて、それに応じるときは、なんて言えばいいでしょうか。

ぜひ!
Sure!

わるくないね!
Why not?

いい考えだね!
That’s a good idea!

もちろん!
Of course!

これらのフレーズは短く、丸ごと反復するだけなので、幼いお子さんでもマスターしやすいはずです。

4. 提案を断る「そうできたらいいんだけど……」

提案を断るときは、どう表現すればいいでしょうか。日本語では、このように語尾を濁す言い方がありますね。

ありがたいんですけど、ちょっと……。

一方、英語では明確に “No” と言い、申し訳ない気持ちや感謝の意を併せて伝えることで、表現を柔らかくします。

いいえ、ごめんなさい。
No, sorry.

いいえ、でもありがとう。
No, but thank you very much.

そうできればいいんですが。
I wish I could.

3つ目にご紹介したフレーズを使えば、直接 “No” と言わずに断ることもできます。

5. 曖昧な返事をする「場合によりけり」

かといって、英語ではいつも白黒をつけなければならないかといえば、そうでもありません。曖昧な返事をするときに便利な慣用表現をまとめてみましょう。

イエスともノーとも言いがたい。
Yes and no.

まあ、なんとも。
More or less.

場合によりけり。
It depends.

君次第さ。
It’s up to you.

うーん……。
Well, let me see ….

ちょっと考えさせて。
Let me think about it.

このようなフレーズを知っておくだけで、様々な場面での表現の幅が広がるでしょう。

英語をマスターするには、英語の日常化が大切です。親子で一緒に、提案の慣用表現を練習してみてはいかがでしょうか。