からだを動かす 2018.9.15

運動神経アップだけじゃない! 「できた!」という達成感が自信につながる “公園遊び” の魅力。

編集部
運動神経アップだけじゃない! 「できた!」という達成感が自信につながる “公園遊び” の魅力。

せっかくのお休みだから遊園地に連れて行こうか、それとも新しくできたテーマパークにしようか――。子どもの喜ぶ顔を想像して、休日の予定を立てるのは楽しいですよね。

でも、近所の公園でも十分に楽しむことができますよ。公園遊びは思いきり体を動かすことができるので、運動神経もアップしますし、なんと集中力や想像力の向上など、たくさんのメリットがあるのです。

今回は、そんな公園での遊び方ポイントをご紹介します。

公園で自由に遊ぶことが、運動神経向上に一番効果的という事実!

皆さんは、子どものころ公園で思いきり遊んでいましたか。小さいころの記憶は薄れているかもしれませんが、たいていは年ごろの近い友だちを見つけて「あそぼ」と声をかけて、砂場で一緒にしゃがんで何かをつくったり、すべり台やブランコといった遊具で遊んだりしていたことでしょう。

この公園遊び、体力面においても精神面においてもメリットがたくさんあるのです。もしかしたらもうごぞんじの方も多いかもしれません。しかし、子どもと一緒に公園に行くと、ついつい「逆上がりをやってみせて」「このジャングルジムは登れるようになったの?」などと指示出しをしていませんか?

『ママだからできる運動神経がどんどんよくなる子育ての本』(学研プラス)など、子どもの運動に関する著書を多く持つ、遠山健太さんは、公園遊びと運動神経の関係、そして親の指示出しについて、以下のように話しています。

「滑り台に夢中になっていたかと思うと、急にどんぐりを拾い出したり、原っぱを走りだしたり……子どもは大人からするとまったく想像できないような動きをしますよね。その自由な状態で基本動作の数を計測してみると、なんと指示した時よりも数値が倍に増えたんです。つまり、自由に遊ばせた方が子どもの運動神経の向上につながると言えます」

(引用元:マイナビニュース|子どもの将来は”公園遊び”で決定!? わが子がグングン成長する公園のススメ

つまり公園では、子どもが興味のおもむくままに自由に楽しく遊んでいることが、運動神経向上にとってベストな遊び方というわけです。

また、子どもが楽しさを感じながら自由に遊んでいるとき、脳の中では脳内ホルモンであるドーパミンが分泌されます。そして快感を得ることで、次もまたチャレンジしようと思うのだそう。そしてその繰り返しが、“楽しそうなことを見つけて集中する力”を育みます。天才と呼ばれる人たちはこのドーパミンの分泌しやすい回路ができあがっているのですって。

親子で一緒に遊ぶときのコツ

とはいえ、子どもによっては「一緒に遊ぼう!」という子もいるでしょう。そんなときはぜひ、思いきり親子で楽しんでください。いつもの遊び方にちょっとしたコツをくわえることで、楽しさも運動能力もアップしますよ。

【ブランコ】
お尻をすっぽり覆うかごタイプのブランコには、小さい子どもを安心して乗せられますが、板1枚の昔ながらのブランコは、子ども1人で乗せるのに躊躇しがちですね。そんなブランコも最初はお尻で座るのではなく、うつ伏せでお腹を乗せるようにすると楽しめます。

頭に重心がくる小さな子どもはブランコで後方へ転がり落ちる危険がありますが、これなら落ちても前方へ落ちて手をつきやすい状態です。お腹でブランコに乗ってゆらゆら揺れながら、全身のバランスを取りながら筋肉を動かすことができます

【鉄棒】
「豚の丸焼き」ポーズを知っていますか? 両手両足で鉄棒にぶら下がっている格好が、まるで豚の丸焼きに似ていることから名づけられました。腕だけでぶらさがるには筋力が少ない小さな子どもでも、足を鉄棒に絡ませてぶら下がって遊ぶことができます。

「豚の丸焼き」の状態で、脇腹の辺りを軽く押して子どもの体をゆらゆらと揺らしたり、片手を外してじゃんけん対決をしたりして遊ぶと、上体が仰向けになって揺れる不安定な感覚をつかむことができますし、腕の筋力トレーニングにもなります

【ジャングルジム】
立方体の積み重なったスタンダードなタイプだけでなく、途中にすべり台や仕切り壁がついているタイプ、円錐状にロープを張ったタイプなどバラエティに富んだものが多くなってきました。

大人に時間のハンディキャップをつけて誰が一番早くてっぺんまで上れるか競争したり、ジャングルジムの中で鬼ごっこをしたりしながら遊ぶことで、制限のある空間の中で体を動かすトレーニングになり、全身のバランス感覚や筋肉を鍛えることができます

【鬼ごっこ】
鬼ごっこは、走る力だけでなく、スピードを調整する力、反射神経などが鍛えられるとのこと。また相手がどの方向に進むのか、どこで止まるのかなどを予測しながら走るので考える力も育ちます

鬼ごっこ遊びにはいくつか種類がありますよね。鬼が色を指定し、その色に触れていれば鬼はその人を捕まえることができない「色鬼」、高いところにいれば鬼につかまらないというルールの「高鬼」、鬼にタッチされると氷になってしまい、動けなくなるというルールの「氷鬼」などでしょうか。いつもの鬼ごっこに飽きてしまったら、いろいろなルールを取り入れてみると盛り上がりますよ。

「できた!」という “達成感” が、子どもたちの自信につながる

子どもの興味のおもむくまま自由に遊ばせるのがベストですが、安全性にも気をつけたいものです。公園で遊ぶときの服装や持ちものについて、次のようなスタイルは避けましょう。

・フードや紐がついていて、引っかかりやすい服
・ポンチョやガウチョなど裾が広がる服
・マフラーやネックレスなど首回りに身に着ける小物
・かかと部分が脱げやすいサンダルなど
・ポシェットや水筒など肩にかけるもの

これらのポイントに配慮しつつ、子どもの遊ぶ姿が常に視界に入るよう心がけていれば安心ですね。

そして忘れてはいけないのは、子どもが楽しんで自由に遊んでいるときは、“楽しさを自ら見つけて集中する力” が育まれているということ。

高いところから飛び降りる、ブランコで立ちこぎをしようとしているなど、大人からすると危険なシーンですが、子どもたちにとっては「挑戦」です。

その “楽しさ” や、「できた!」という “達成感” が、子どもたちの自信につながっていきます。そして自信がついた子どもたちは、運動だけでなく、勉強や習い事、友だち関係などにも意欲的に取り組む姿勢を見せてくれるのだそうです。

少しくらいのケガは想定内と考えて、それ以上にドキドキやワクワクを通して楽しさを学ばせたほうが、その子の成長につながるのかもしれませんね。

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子育てをしていて、親子で一緒に公園の遊具で遊べる期間は思いほか短いものです。子どもは特別なイベントもよろこびますが、普段の生活でお父さんお母さんが一緒に公園で遊んでくれた思い出もよく覚えています。親子で一緒に公園に行ってみませんか?

(参考)
マイナビニュース|子どもの将来は”公園遊び”で決定!? わが子がグングン成長する公園のススメ
ベネッセ教育情報サイト|体や脳の発達を促す!外遊びにはこんなにメリットがあった!
PRESIDENT Online|脳の8割が完成”5歳まで”にやるべきこと
セコム|公園で遊ぶときに注意したいこと
消費者庁|遊具による子供の事故に御注意!