2021.8.31

【年齢別】成長に合わせたおもちゃの選び方。お子さまのどんな力を伸ばしたい?

長野真弓
【年齢別】成長に合わせたおもちゃの選び方。お子さまのどんな力を伸ばしたい?

おもちゃは、ただ子どもを楽しませるだけのものではありません。教育分野で広く知られる「ピアジェの発達段階」「モンテッソーリ教育」では、おもちゃの役割を重要視しています。

だからこそ、成長に合ったおもちゃを選ぶことはとても大切。お子さまはいま、何歳ですか? どんなおもちゃに興味を示していますか?

身体能力や巧緻性、創造性などの発達を促す「おもちゃ」

「おもちゃの力を通じて、笑顔の広がる社会づくりを目指す団体」である、一般財団法人 日本玩具文化財団ホームページには、「おもちゃにはさまざまな力が秘められている」とあります。そして、「おもちゃが育む力」を以下のように定義しています。

・五感、身体能力、巧緻性など身体の発達を促す。
・創造性、情緒性、そして忍耐力などの精神的な発達を促す。
・家族、友人間などの愛情・信頼の絆を深める。
・社会の仕組み、世の中の常識を感じ理解する。

(引用元:一般財団法人 日本玩具文化財団|おもちゃの力

またモンテッソーリ教育において、おもちゃは「教具」と呼ばれ、「日常生活」「言語習得」「算数」など、子どもの教養のためのトレーニングツールとして位置づけられています。おもちゃは「子どもがただ遊ぶためのもの」ではなく、子どもの成長に必要なものなのですね。

子どもが育つおもちゃ1

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【年齢別】成長に合わせたおもちゃの選び方

おもちゃで遊ぶことで、子どもの能力はどんどん引き出されるでしょう。そこで重要なのが、子どもの成長に合ったおもちゃを選ぶこと。おもちゃを握ったり、動かしたり、おもちゃを見て空想したり、自分なりの遊び方を見つけたり……。どんなおもちゃを選んだらいいのかを、年齢別に見ていきましょう。知育玩具コンシェルジュ・青栁陽介氏と、玩具会社であるボーネルンドのアドバイスを参考にしています。

【0歳のおもちゃ】五感を刺激する、軽くて安全性の高いもの

すべてが急激に成長する0歳児には、とにかく五感を刺激するおもちゃがピッタリ。「触る」「舐める」「見る」など、自分がもっている全感覚を使って、モノへの興味を示そうとする時期です。しかし、まだまだ身体能力が未発達なので、軽くて安全性の高いものを選びましょう。

【1歳のおもちゃ】細かい動作の練習になる、手指を使うもの

手や指を使う遊びを通して、色・数・形などの新しい概念を学びます。この時期は、「つまむ」「通す」といった、手指を使ったおもちゃがおすすめ。手指を使う遊びを繰り返すと、細かい動作の練習になりますよ。ほかにも、手で叩くと音が出るおもちゃなどもいいでしょう。

【2歳のおもちゃ】情緒や社会性が育まれる、誰かと一緒に遊べるもの

この頃から「まわり」と「自分」を分けて考えられるようになり、人とコミュニケーションをとり始めます。お友だちと一緒に遊べるおもちゃで、情緒や社会性を育んでいきましょう。おままごとセットなどの「ごっこ遊び」がおすすめです。

【3歳のおもちゃ】空間認識力を向上させる、立体的なおもちゃ

空間認識能力が伸び始める3歳頃は、積み木のような立体的なおもちゃが◎。感受性を刺激するカラフルなものを選ぶといいですね。またこの時期は、「できた!」という達成感を経験することが大切です。子どもの探究心や好奇心を刺激するようなおもちゃを選んであげましょう。

【4歳のおもちゃ】思考力を使うような、少し複雑なおもちゃ

基本的な生活習慣が身につく時期で、友だちと集団遊びができるようにもなります。思考力も伸び、手先もさらに器用になるときなので、複雑な組み立てが必要になるような、考えながら遊ぶことができるおもちゃを選んでみましょう。

【5歳以上のおもちゃ】先読み力を養う、ボードゲームやパズル

論理的思考力が発達し始めるのは5歳頃から。ボードゲームやパズルなど、先読みする力を養えるおもちゃが◎です。そのようなおもちゃは、子どもの集中力や創造力も育んでくれますよ。子どもの能力発達のペースに合わせて、おもちゃをレベルアップさせていきましょう。

子どもを伸ばすおもちゃ2

子どもがぐんぐん伸びる! 6つのおもちゃ

上記では年齢別におもちゃの選び方を紹介しましたが、実際は、子どもによって成長のペースはそれぞれ。遊びの好みも、子どもによって違うはずです。そこで、年齢にかかわらず、多様な楽しみ方ができて、長く使える、6つの厳選おもちゃを紹介します!

■空間認識力が育つ「KAPLA®️ブロック」

KAPLAブロックで遊ぶ少年

フランス文科省推薦教材「KAPLA®️ブロック」で育まれる力は数えきれません。思い通りに積もうと工夫することで、想像力、集中力、論理的思考力空間認識力が育まれますし、お友達や家族と一緒に取り組めば、コミュニケーション能力向上も期待できます。遊び方はとてもシンプルで「一枚の板(ブロック)を重ねていくだけ」。でもシンプルだからこそ、動物、建物、乗り物など、どんなものでもつくることができるのです。

また、高い加工精度により10ピースでも100ピースでも、何万ピースでも重ねることが可能。なんと、しっかり考えれば15メートル以上積めるのだとか! 「もっと高く」や「こんな形も」など、チャレンジ精神が掻き立てられそうですよね。ちなみに対象年齢は、1歳~101歳までとのこと。子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで、家族全員で楽しめますよ。

■算数・数学スキルが育つ「HEMPS」

HEMPSで遊ぶ少女

「HEMPS」は、MATH(算数・数学)のスキルアップを実現する未来系の知育玩具サービス。パリの展示会で高い評価を獲得した「檜の麻の葉模様」の三角形積み木をいろいろな形に積んで遊びます。HEMPSの大きな特徴は、積み木の遊び方から「子どもの数学的成長の変化」をAIが分析して、スキルをさらに成長させる親子遊びを提案してくれるところ。成長の過程は “HISTORY” としていつでも見ることができます。「前はできなかったことができるようになったね!」など、成長を子どもとシェアできるのもよいですね。

親が子どもの小さな成長に気づいてあげると、子どもは「ママ・パパは私をちゃんと見てくれている」という気持ちになります。親への信頼感を丁寧に積み上げてほしいという思いが、HEMPSには込められています。HEMPSは、親子一緒に優しい時間を過ごしながら、クリエイティビティとMATHスキルを同時に育んでくれるおもちゃです。

■発想力・探求心・創造力・集中力が育つ「レゴ®」

「子どもが育つおもちゃ」としておすすめのレゴブロック

「東大出身者の約7割がレゴ経験者」という調査結果(2018年レゴジャパン調べ)もある「レゴ®」。教育ジャーナリスト・おおたとしまさ氏は、レゴ®最大の魅力は、「あらかじめ設定されたゴールがないこと」だと言います。つまり、何をつくろうと自由。レゴ®は、ゼロから何かをつくり出す楽しさを教えてくれるのです。ちなみにレゴジャパンの調査では、東大生の約8割が「説明書なしで自由に組み立てるタイプのレゴを好む」と回答しています。

レゴ®で遊ぶと、集中力、発想力、創造力、探究心などの能力が伸びていくそうです。数学の力や空間把握力が身につくことも研究からもわかっていますよ。レゴ®で育つ「正解のない問題に思考錯誤しながら立ち向かっていく力」は、これからの社会に必要となるはずです。


■豊かな心が育つ「シルバニアファミリー」

「子どもが育つおもちゃ」としておすすめのシルバニアファミリー
©️ EPOCH

子どもの感情を育み、心を豊かにする「情操玩具」として、1985年以来長く愛され続ける「シルバニアファミリー」。「自然・家族・愛」をテーマにしたシルバニアでの暮らしを、かわいらしい人形とハウスを使って楽しむおもちゃです。シルバニア村での小さな暮らしは、子どもたちの理想の暮らしの擬似体験。子どもたちのイマジネーションの世界はどんどん広がっていくでしょう。

また、脳医学者・川島隆太氏(東北大学加齢医学研究所)の学術指導のもと行なった調査では、幼少期に「シルバニアファミリー」で遊んだ経験のある人は、大人になってからの主観的幸福度が高い傾向にありました。創造力、集中力、コミュニケーション力、空間構成能力、感受性、美的感覚、社会性にもよい影響を与えるとされる「シルバニアファミリー」。はじめて購入するのなら、2階建てのハウス、人形(ショコラウサギの女の子)、基本的な家具がセットになっている『はじめてのシルバニアファミリー』がおすすめです。

■プログラミング的思考が鍛えられる「プレプロ」

子どもが伸びるおもちゃプレプロ2パソコンなしでプログラミングの基礎を学べる子どものおもちゃ「プレプロ」

パソコンなしでプログラミングの基礎を学べる「プレプロ」。ブロックを使ったワークブックと、2種類のゲームシートからなるプログラミング・トイ・キットです。「枠からはみ出さないようにブロックを並べる」「さまざまな角度からの見え方から、ブロックの形を推測する」など、ワークブックを見ながらブロック遊びをしているだけで、プログラミング的思考が身につきます。

この「アーテックブロック」は、2014年にグッド・トイを受賞、世界25か国 、日本全国4,000か所以上の幼稚園・保育園で採用され、優れた評価を受けています。また、ゲームシートの「おたからアイランドすごろく」「ロボットたんけんたいゲーム」では、最適なルートを考えたり、順番を意識したりするなかで、想像力や情報処理能力、判断力などが養われます。

■創造力を育む「オズモ クリエイティブ スターターキット」

「子どもが育つおもちゃ」としておすすめの「オズモ クリエイティブ スターターキット」

「Osmo(オズモ)」は、もとGoogleのエンジニアたちによって開発された先進の知育玩具。発祥の地アメリカでは30,000以上の教室で使用されているほどで、子どもたちだけでなく学校の先生にも大人気。手元のボードに描いた絵が瞬時にiPadに取り込まれる「オズモ クリエイティブ スターターキット」は、キットに含まれる、反射鏡・クリエイティブボード・マーカーとiPadを連動させて3つのゲームで遊びます。作画サンプル数も多く、難易度も調整できるので、飽きずに長く楽しめるトイキットです。「現実世界とデジタルの融合体験」がお子さまの創造力を刺激します。

ゲーム1:イマジネーションが育まれる「Monster(モンスター)」

ボードに描いた絵がそのまま画面に反映されます。愛嬌たっぷりなモンスターのMo(モー)と一緒に冒険に出ましょう! 自分の絵がモーとともに生き生きと躍動するのを楽しめる、アメリカの子どもたちに大人気のゲームで、イマジネーション作画スキルが育まれます。

ゲーム2:物理の原理に触れる「Newton(ニュートン)」

画面の上から落ちてくるボールを、誘導してゴールに入れるゲーム。手元の紙にペンで線を描いたり、ものを置いたりすることで、ゴールへの軌道が変えられます。手元で行なっていることが、タブレットの画面上に反映される不思議さは、子どもの好奇心を刺激すること間違いなしです。物理の原理に触れ、創造力が鍛えられるゲームです。

ゲーム3:作画スキルが上がる「Masterpiece(マスターピース)」

画面上のお手本をなぞりながら、手元の紙に絵を描く遊びです。タブレットで撮影した写真もそのままお手本として使用可能なので、大好きなママの顔を描いてみてもいいですね。テクノロジーを融合したお絵かきは、目と手が違う次元で動いているような不思議感覚を味わえます。ハンドアイコーディネーション(手の動作と視覚の連動性)のトレーニングにもぴったりです。

子どもが育つおもちゃ3

知育玩具のサブスク・レンタルサービスも人気!

「欲しいおもちゃはあるけれど、値段が高い」「どんなおもちゃがわが子に合っているのかわからない」などの悩みがあるなら、知育玩具やおもちゃのサブスク・レンタルサービスを利用するのも手です。キッズ・ラボラトリーなら、「知育玩具コンシェルジュ」がお子さまの成長に合わせた知育玩具を個別にプログラムしてくれますよ。キッズ・ラボラトリーの人気の理由は、以下のようなきめ細やかなサービスです。

  • 30日間全額返金保証
  • おもちゃの返却期限がない
  • おもちゃの交換は何度でも無料
  • 買取もOK

 
ほかにも、おもちゃ選びに迷ったときは知育玩具コンシェルジュに直接相談できるという点も嬉しいポイント。「ご要望をできるだけ反映!」とHPにもありますので、「パズルや積み木をブロックや磁石に変更してほしい」など、どんどん希望を伝えてみてくださいね。



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おもちゃは、子どもの成長には欠かせません。だからこそ、おもちゃは丁寧に選びたいもの。お子さまがよいおもちゃと出会えますように。

(参考)
ソースネクスト|Osmo
カプラジャパン公式ホームページ
一般財団法人 日本玩具文化財団
キッズ・ラボラトリー
ボーネルンド オンラインショップ|年齢別 知育玩具・おもちゃ 男の子・女の子 プレゼント・ギフトにも
HEMPS by PLAYSHIP
シルバニアファミリー公式サイト
エポック社公式サイト|「シルバニアファミリー」は、子どもが人の関係性を学べる「情操玩具」の役割を果たしていることが示唆されました。
STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|論理的思考力・創造力集中力を鍛えるKAPLA®️ブロックで遊ぶと「心も育つ!」
STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|ピアジェの発達段階とは?知っておくべき4つのステージ
STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|「情操教育」で心育つ!「情操玩具」で遊んだ子どもの未来
株式会社アーテック 監修(2020),『ブロックでまなべる! はじめてのプログラミング プレプロ』, ポプラ社.
高井芳江・村田尚子・野原由利子(2019), 「乳幼児にとってのおもちゃの役割についての研究―機能遊びから象徴遊びへそして実物志向へ―」, 名古屋芸術大学研究紀要, 40巻, pp.129-152.
西本望(2012), 「おもちゃ(玩具)の循環社会での意義―こどもの発達と玩具での遊び―」, 廃棄物資源循環学会誌, Vol. 23, No. 3, pp.180-189.