ブロック遊びは、集中力や想像力、巧緻性など、子どものさまざまな力を伸ばしてくれます。そして、子どもたちはブロック遊びが大好きです。
今回は、遊び始めたら子どもも大人も夢中になってしまう「KAPLA®ブロック」の魅力に迫ります。
大人も頭がよくなる! 「知育玩具」の秘密
KAPLAの遊び方はとにかくシンプル。“一枚”置いたら、その上にもう“一枚”重ねるだけ。
「え? それだけ?」と思うかもしれません。でも、KAPLAブロックが、大人さえもとりこにしてしまう秘密は、この“一枚”にあります。
KAPLA®ブロックのパーツは1種類の板のみ。「形」「大きさ」「比率」のすべてが計算された「魔法の板」です。その黄金比率は、厚み1:幅3:高さ15。この三次元の黄金比率で、建物の柱、屋根、床、窓、アーチ、階段などすべてを表現することができるのです。
どうやって遊ぶの? KAPLA®ブロックの魅力
重ねるだけで創造の世界へ入り込むことができるKAPLA®ブロックの楽しみ方はいろいろ。シンプルだからこそ、創造力の上限がないのです。
■自由度100%! とにかく何でも作れる、遊べる
「ただ重ねるだけ」で、建物も、乗り物も、動物も自由自在に作れます。作品『ライオンのいす』は、なんと実際に座ることだって可能です。
そして10ピースでも、100ピースでも、何万ピースを使っても楽しめるのが、KAPLAのすごいところ。作った作品の中に入って遊ぶこともできます。
■作る→崩す→作る→自信があふれ出す
作品を崩すことだって立派な遊び。木琴のように美しい、カラカラと崩れる音がまた心地いいのです。作品を崩すのは簡単だけど、作ることは難しい。当たり前のことを実感できる瞬間かもしれません。
でも、もしお友だちが自分の作品を崩したら……? 「また作ればいいよ!」という子が多いのだそう。なぜならば――「僕(私)は、必ずもう一度作ることができる」から。作る、崩す、また作る。そしてそれが自信になるのです。
■没頭する感覚も、協働力のすばらしさも両方経験できる
ひとりで集中して作りこむのもよし、みんなと力を合わせて大作を作り上げるのもよし。家でも施設でもどこでも遊ぶことが可能です。対象年齢は1歳~101歳まで! もしかしたら、おじいちゃんおばあちゃんが一番上手だったりして!?
親子で遊ぶと、子どもそっちのけで夢中になって遊んでしまうお父さんが多いそう。そんなお父さんの楽しそうな背中を見て、またお子さまも集中モードに入るのです。
KAPLA®ブロックの教育的効果がスゴイ!
KAPLA®ブロックはフランス文部科学省推薦教材。日本でもその教育価値が高く評価され、幼稚園や小学校だけでなく、中・高・大学養成機関を含めた教育施設でも採用されています。その教育的効果を詳しくみてみましょう。
教育効果1:論理的思考力がつく
遊んでいるうちに、論理的に考え、空間を認識する力が育ちます。ワンサイズの板を接着せずに使うことで、幾何学、物理学、自然科学の基礎を学ぶことができるのです。傾き方や重ね方を必死に考えながら――。
教育効果2:創造力が刺激される
はめ込んだり、接着したりする作業がないぶん、作業途中でも作品を簡単に作り変えられます。それはつまり、自らのイメージへ近づけるための、試行錯誤のサイクルが速いということ。シンプルだからこそ、芸術性を高めることが可能なのです。
教育効果3:集中力と忍耐力が鍛えられる
KAPLA®ブロックに集中すると「指が考える」ようになります。しかし、集中力を欠けばブロックは崩れてしまう……そうしたらまた最初からやり直しです。自分のイメージどおりの作品が完成するまで、何度でも挑戦する――それが忍耐力を鍛えることになるのです。
最大の教育効果は「心が育つ」こと
KAPLA社公認インストラクターで、KAPLA®ブロック日本総代理店代表を務める冨安智子さんは、KAPLA最大の教育効果を「子どもたちの心が育つこと」と話しています。
KAPLAに限らず、子どもに遊び方を指導する親御さんが多いように感じます。でもそんなことをしなくても、子どもは自分で遊びを豊かにできる能力を持っているのです。創造力も集中力も、子どものほうがあるのかもしれませんよ?
だから安心して、一緒に楽しんでみてください。子どもは親が思っている以上に親を冷静に見ています。「お父さん、楽しそうだなぁ」「お母さんが真剣な顔して遊んでる!」それだけで、子どもも楽しくなってしまうものです。同じ空間で、同じ遊びに熱中するなんて、最高の親子コミュニケーションだと思いませんか。
また、KAPLAは友だちとのコミュニケーションにも最適です。お互いのイメージを共有し、協力してひとつの作品を作り上げる――役割分担をしたり、ときには意見をぶつけ合ったりしながらね。
失敗して、何度も試行錯誤を繰り返して、悩みながら、でも楽しみながら作品作りを続けていくと、子どもたちに「しなやかな思考」が育つんですよね。「失敗は悪いことじゃない」って、間違えることがこわくなくなる。だからどんどん挑戦するし、全然あきらめない(笑)。
空間認識力や集中力も大切だけど、やはり、「心が育つ」というのがKAPLAの最大の教育効果だと私は思っています。だって、人間が生きていくのに、「心」が一番大切ですから。
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StudyHackerこどもまなび☆ラボで何度も特集していますが、いまの子どもたちに必要な力は「生きる力」です。自ら考え、相手とコミュニケーションを取り、失敗しても何度でも立ち上がれる力――。冨安さんが言うように、集中力や空間認識力などのスキルは、「生きる力」があってこそいかされるはず。
心を育てるKAPLA®ブロックはまさに「生きる力」を育むことができます。どんな時代になっても、お子さまがたくましく生きていけるように、まずは親子で“楽しく真剣に”遊んでみてはいかがでしょう。