教育を考える/食育 2019.2.27

100周年のイベントが目白押し! ひなまつりには「カルピス」と絵本でお祝いしよう!

編集部
100周年のイベントが目白押し! ひなまつりには「カルピス」と絵本でお祝いしよう!

大人も子どももみんなが大好きな「カルピス」。なんと今年は100周年を迎えます。そこで今回の『食のまなび探検隊』は、世代を超えて愛され続ける「カルピス」の秘密にせまります!

お話をおうかがいしたのは、アサヒ飲料株式会社 コーポレートコミュニケーション部 ESG推進グループの佐野公美さんと大沼美由紀さんです。「カルピス」による親子コミュニケーションのお話や、小学校での出前授業について、そして「カルピス」の長きに渡る食育活動で感じたことなど、たっぷりとお話ししていただきました!

子どもたちの成長を祝うひなまつりは「カルピス」で乾杯!

ーーアサヒ飲料(株)では毎年ひなまつりの時期にイベントを実施しているとお聞きしました。

大沼さん
50年以上続いている活動として、「『カルピス』ひなまつりプレゼント」という活動がベースとしてあります。そもそもの始まりは、「カルピス」の生みの親である三島海雲(みしま・かいうん)が、「ひなまつりのお祝いで飲む白酒の色に似ている「カルピス」で乾杯をしたら、子どもたちも喜んでくれるだろう」という発想から生まれました。

現在は、ひなまつりの時期に全国の応募があったすべての幼稚園や保育園に、子どもひとりにつき1杯の「カルピス」とミニ絵本1冊をプレゼントし、子どもたちの成長を社会全体でお祝いすることを目指しています。2007年からは社員による絵本の読み聞かせイベントも実施していて、私たちも子どもたちから元気をもらえるとても楽しいイベントです。

ーー「カルピス」は先生が子どもたちに作ってくれるんですか?

大沼さん
いいえ、子どもたち自身で作ってもらいます。乾杯イベントは3~5歳児を対象としているので、「はじめて自分で作った!」という子もいますよ。当然大人が作るのに比べると時間がかかったり、こぼさないようにとヒヤヒヤしたりもしますが、「カルピス」の液を入れて、次は水を入れて薄めて、という工程が本当に楽しいみたいで。

「カルピス」って「ちょうどいい」と感じる濃さが人それぞれですよね。もし水を入れすぎても、また原液を入れて美味しい濃さに調整することが可能なんです。ですから、お子さまがはじめて挑戦する食育ツールとして、「カルピス」は非常に適した「教材」にもなると思っています。


「おいしくなあれ」と魔法の言葉をかける「『カルピス』をつくる歌」は子どもたちに大人気です。みんな歌いながら楽しくつくっていますよ。(大沼さん)

子どもが喜ぶしかけがいっぱいの「カルピス絵本」。今年は“隠しメッセージ”も!

ーー「カルピス絵本」についてお聞かせください。

大沼さん
私たち社員の「子どもたちが身体だけではなく心も健やかに育ってほしい」という願いを込めて、読み聞かせに適した絵本を1982年より発行しています。2019年の今年は、絵本・童話作家のきむらゆういち先生にお願いしてちょっとだけ ちょっとだけ(作 きむらゆういち・絵 まえはらあきこ/絵本ナビ刊)という絵本を制作しました。絵本には毎年子どもたちに伝えたいテーマが込められていて、今回は『絆』『家族のつながり』がテーマの絵本になっています。

この『ちょっとだけ ちょっとだけ』には、幼稚園くらいの子どもが楽しめる要素がたくさん盛り込まれているんですよ。たとえば、子どもの感性を刺激するような「オノマトペ」。おるすばんをしているうさぎの兄弟がシチューをつまみ食いしてしまうお話なのですが、末っ子は「ポタッ」と1滴、1番上の子は「ポタポタポタポタ」と4滴、テーブルクロスにこぼしてしまうんです。テンポよくお話が進むので、子どもたちはぐんぐん引き込まれます。

あと、この絵本には“隠しメッセージ”も。登場するうさぎの兄弟の名前がヒントです。「カイ」「ルル」「ピッピ」「スースー」頭文字をつなげると……。

ーー「カルピス」になりますね!

大沼さん
そうなんです(笑)。「カルピス絵本」は市場にも出ていくものなので、「カルピス」のPRが目的ではありません。あくまでも、「子どもの心の成長を願ってお祝いする」という意図で制作しているんですね。でもこうやって、パッと見ただけでは気づかない“隠し「カルピス」”のような遊び心も入れていただいているのが嬉しいですね。


うさぎの兄弟が力を合わせておうちを綺麗にする様子が愛らしく、思わず「がんばれ!」と応援したくなります。

ーーこれまでに発行された37作品のうち、「とくに人気が高かった」というお話はありますか?

大沼さん
第2作目のグリーンマントのピーマンマン(作 さくらともこ・絵 中村景児/岩崎書店刊・1983年)は、いわゆる絵本業界でもベストセラーになっているヒット作です。「好き嫌いをなくす」ことがテーマになっていて、たくさんのお子さまや親御さまに愛され続けている絵本ですね。ピーマンのヒーローのお話なのですが、ピーマンを「ピリピリからい」と表現していて、子どもにとっては「にがい」じゃなくて「からい」んですよね。このように、子どもの視点に立っているからこそ、好き嫌いを克服しようという想いが伝わっているのではないでしょうか。

実は今、私たちと一緒に働いているチームのメンバーの中にも、幼稚園のときに『グリーンマントのピーマンマン』の劇でピーマンの役をやった、という者もいます(笑)。それで本当にピーマン嫌いを克服できたらしいので、やっぱり影響力の大きい作品なんだな、と実感しています。


名作揃いの「カルピス絵本」。『グリーンマントのピーマンマン』を読んで育った子どもたちはもう立派な社会人になっています。

絵本がつなぐ大切なものとは?

ーー100周年を迎えるにあたって、どのようなイベントを企画しているのですか?

佐野さん
「カルピス」では50年以上にわたり「ひなまつりプレゼント」という社会貢献活動を続けてきました。そして今年、100周年の節目ということで、想いをつなぐ』というテーマを掲げてさまざまな取り組みを実施していきます

そこで、子どもたちが地域や他世代とコミュニケーションできる機会をもっと増やしていこうと立ち上げたのが『カルピス®絵本の家プロジェクト』です。活動内容は、全国10ヶ所で読み聞かせボランティアさんと一緒に読み聞かせイベントを開催したり、商品のパッケージを「絵本ボトル」仕様にしたり、また店頭でも大型絵本で読み聞かせをして絵本の楽しさをお届けするなど多岐にわたっています。

このプロジェクトは、『こどもまなび☆ラボ』でもおなじみの景山聖子さんや絵本・童話作家のきむらゆういちさん、お子さんに人気のアニメの声優さんなど、一緒に活動を盛り上げてくださるサポーターのみなさんに協力してもらっています。

また、このプロジェクトを「地域と世代をつなぐ」活動にも発展させていきたいと考えています。そのひとつとして、「想いをつなぐ」という意味合いも込められたつるしびな』のボードを作成しています

つるしびなは、小さいおひなさまや小物をお母さんやおばあちゃん、また地域の人たちが作って、それらを吊るして地域社会で子どもの成長をお祝いするものと聞いています。そんなつるしびなを模したボードに、お子さんには未来への夢を書いてもらって、保護者のかたには子どもの成長をお祝いするメッセージを書いていただきます。その一部を『絵本の家プロジェクト』のHPでご紹介していく、といった取り組みです。

ーー現代では、とくに都市部においては地域とのつながりが希薄になりつつあるので、このような取り組みは子どもたちと地域が結びつく良いきっかけになりますね。

佐野さん
そうですね。今回はアクティブシニアの方も参加されているボランティア団体にご協力いただき、まさに地域と世代をつなぐ架け橋になっていただいています。お子さん世代、パパママ世代、さらに上の世代、そういったつながりの中で、子どもたちの豊かな心が育まれていくのではないかと思っています。


2月17日には『こどもまなび☆ラボ』と「カルピス」絵本の家プロジェクトのコラボイベントが開催されました。(社)JAPAN読みきかせ協会による楽しい読みきかせのあとは「カルピス」で乾杯!

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アサヒ飲料(株)では、子どもの成長に寄り添ったさまざまな取り組みを長きに渡り続けているのですね。「想いをつなぐ」ことの大切さ、「地域と世代をつなぐ」ことの重要性について、私たち大人も子どもと一緒に考えてみませんか?

※「カルピス」はアサヒ飲料(株)の登録商標です。

■アサヒ飲料インタビュー 一覧
第1回:100周年のイベントが目白押し! ひなまつりには「カルピス」と絵本でお祝いしよう!
第2回:「自分で考える力」と「人を思いやる心」がぐんぐん伸びる!? 家庭での食育に『カルピス』づくりを
第3回:「地球」の笑顔のための乳酸菌!? 自由な発想とアウトプットする能力が磨かれる90分の出前授業とは?
第4回:一杯の「カルピス」づくりが親子の絆を深めて子どもの自主性を育むきっかけになる!