あたまを使う/教育を考える/プログラミング 2018.8.28

確実に未来へつながる「ITスキル」を育てよう。子どもに挑戦させたい資格・検定【IT編】

鈴木秀明
確実に未来へつながる「ITスキル」を育てよう。子どもに挑戦させたい資格・検定【IT編】

子どもに挑戦させたい資格・検定、「IT編」です!

これまでに「国語編」「社会編」「理科編その1」「理科編その2」と、学校の科目に関するジャンルの検定をご紹介してきたわけですが、今の時代、情報処理も立派な「学校で勉強する科目」のひとつとして位置付けられているんですよね。昨今の「IT教育の低年齢化」の進展には想像以上のスピード感を感じます。

その背景にはもちろん、ITスキル・ITリテラシーの重要性の高まりがあるわけで、子どもにはぜひ早いうちから身に付けておいてもらいたいと考える親御さんも多いのではないでしょうか。

そんなIT分野における、子どもたちにもぜひチャレンジしてほしい資格・検定について挙げていきたいと思います。

ジュニア・プログラミング検定

「C言語プログラミング能力認定試験」「Javaプログラミング能力認定試験」などさまざまなIT系試験を主催するサーティファイが2016年に新しく立ち上げた、子どもたちのためのプログラミング検定です(想定受験対象は小学生)。

「Scratch」という直観的に理解しやすい初心者向けプログラミングツールを用いて、「おいかけっこゲーム」「レースゲーム」などのプログラムを実際に作ってみるというのがその試験内容。論理的思考力や構成力、課題解決力が問われる、なかなかに本格的・実践的な内容となっています。

試験は日本全国のテストセンターやパソコンスクールにて受験可能です。さらなるステップアップを図りたい!となったなら、前述の「C言語プログラミング能力認定試験」などサーティファイの大人向け資格にもぜひチャレンジしてみてくださいね。

【受験資格】特に制限なし
【受験料】Entry(4級):無料 Bronze(3級):2,500円 Silver(2級):2,700円 Gold(1級):2,900円
【試験地】全国のテストセンター
【試験日程】会場ごとに異なる
【申込期間】会場ごとに異なる
【公式サイト】https://www.sikaku.gr.jp/js/ks/

VBAエキスパート

MicrosoftのExcelを仕事で使っている人は多いと思いますが、Excelの「マクロ」や「VBA」の機能は活用されてますでしょうか? VBAとは「Visual Basic for Applications」の略で、簡単にいうと、Excel上でプログラムを動かして、さまざまな処理を高速化・自動化できるというものです。

VBAの活用によって仕事の効率が大きく向上できるのはもちろんですが、プログラミングを学びたい人にとっての最初の入り口としても非常に有用です。身近なソフトであるExcel上ですぐに動かせるので気軽にスタートできますし、プログラミングでどんな処理ができるのか、コードをどのように組み立てればいいのかについて、Excelの機能を通じて具体的に理解できるからです。ぜひお子様と一緒にVBAでプログラミングを実践してみてはいかがでしょうか。

そんなVBAについて学べる資格が「VBAエキスパート」。「Excel」と「Access」(データベースソフト)の2科目があり、それぞれに「ベーシック」「スタンダード」のランクが設定されています。

試験は日本全国のテストセンターやパソコンスクールにて随時受験可能で、日時や会場を自由に選択して受験することができるのも特徴です。

【受験資格】特に制限なし
【受験料】ベーシック:各科目12,960円 スタンダード:各科目14,580円
【試験地】全国のテストセンター
【試験日程】随時
【申込期間】随時
【公式サイト】http://vbae.odyssey-com.co.jp/

CG-ARTS検定

子どもにITスキルを高めてほしいとは思うけど、いきなりプログラミングというのはちょっと敷居が高いかも……と思われるなら、アニメーションや映画、ゲームといったメディア的なところからITに興味をもってもらう、ITを学ぶ入り口としてもらうというのはいかがでしょうか。

CG-ARTS検定は、クリエイターやデザイナー、エンジニアなどを目指す人向けの検定で、IT・Web・クリエイティヴ業界のさまざまな企業で取得が推奨されている検定です。「CGクリエイター検定」「CGエンジニア検定」「Webデザイナー検定」「画像処理エンジニア検定」「マルチメディア検定」の5つの検定区分があり、それぞれに「ベーシック」「エキスパート」のランクが設定されています。

公式の参考書は図版やビジュアルが豊富で、見ているだけでとても興味がわいてくる内容です。CGモデリング・動画撮影・画像編集など子どもたちの興味を引きそうなテーマから少しずつITにふれてもらい、「ITってなんだか難しそう・自分にはできなそう」という先入観をまずは取り払ってもらうというのも重要なことです。

【受験資格】特に制限なし
【受験料】ベーシック:各区分5,500円 エキスパート:各区分6,500円
【試験地】全国主要都市
【試験日程】7月・11月
【申込期間】試験日の3ヶ月~1ヶ月前頃
【公式サイト】https://www.cgarts.or.jp/kentei/

インターネット旅行情報士検定

ラストはちょっと変わったものを。プログラミングなどITの技術的なスキルを高めるのもいいですが、情報検索スキル、すなわち、必要な情報を的確かつ素早くサーチできる力もまた重要です。ということで「インターネット旅行情報士検定」をご紹介したいと思います。

JTB総合研究所が主催する検定で、インターネットでの旅行情報収集に関する実務知識をはかる試験です。自宅のPCからオンラインで受験できます。

試験では、たとえば「○○という旅行情報サイトにアクセスし、以下の条件で温泉地の検索を行い、該当の温泉地の名称を答えなさい」といった、なんとも一風変わった問題が出題されます。具体的・実践的な情報検索スキルが磨かれるとともに、なるほどこんなサイトでこういう情報収集ができるのか!という新しい発見がいろいろあるのも楽しいですよ。セキュリティやネットワークなど、インターネットを利用するうえで必要となる基本的なITリテラシーもあわせて身に付く内容となっています。

【受験資格】特に制限なし
【受験料】2級:3,100円 1級:5,200円
【試験地】インターネット
【試験日程】5月・11月
【申込期間】試験日の1ヶ月半~半月前頃
【公式サイト】https://www.tourism.jp/it-tourism-expert-exam/