あたまを使う/教育を考える 2018.7.3

地理・歴史への興味がぐんぐん湧いてくる! 子どもに挑戦させたい資格・検定【社会編】

鈴木秀明
地理・歴史への興味がぐんぐん湧いてくる! 子どもに挑戦させたい資格・検定【社会編】

「子どもに挑戦させたい資格・検定」。前回の「国語編」に続き、今回は「社会(地理・歴史)編」です!

地理や歴史は決して単なる暗記科目ではありません。さまざまな地域や時代の事物にふれることで、多面的な考え方や価値観を育むことにもつながる「学び」なのです。「検定」という宝の地図を活用して、いざ世界へと漕ぎ出していきましょう!

世界遺産検定

芸能人の合格者が多数出ていることなども影響し、旅行好き・歴史好きの方の間で昨今非常に人気が高まってきている「世界遺産検定」。

世界遺産を学ぶということは、古今東西の地理や歴史や文化を学ぶということ。雄大な自然が織り成す神秘的な景観、歴史のロマンを掻き立てる古代の遺跡群、多様な文化や産業を育んできた都市や建造物、歴史上の転換点や重要な出来事を今に伝えるモニュメントなど……、世界の地理や歴史に興味を持つきっかけとしては十分すぎるくらいのロマンあふれる内容ですね!

公式テキストに掲載されている豊富な写真や図版を見ているだけでも楽しいですし、いろんなところに旅行に行ってみたくなります。

また、世界遺産検定の合格者には入試での優遇措置が設けられている大学なども多数ありますよ!

【受験資格】4級~2級:特に制限なし 1級:2級合格者 マイスター:1級合格者
【受験料】4級:3,000円 3級:4,500円 2級:5,500円 1級:9,700円 マイスター:19,000円
【試験地】全国主要都市
【試験日程】7月・9月・12月・2月
【申込期間】試験日の3ヶ月~1ヶ月前頃
【公式サイト】https://www.sekaken.jp/

地図地理検定

現代では携帯電話にも当たり前に「マップ」の機能がついていたりしますが、紙の地図でもデータ上のマップでも、「地図」って見ているだけでいろいろな想像が膨らんだり、隅々までじっくり眺めてしまったりしますよね。そんな「地図」に関するありとあらゆる魅力を楽しめるのがこの「地図地理検定」です。

社会科のテストでもお馴染みの、地図記号や「○○図法」などの知識はもちろんのこと、古代・中世の世界の地図に関する問題や、測量・GPS・空中写真など地図に関する技術的な知識、はたまた歴史人物や流行語などに絡めた地図の雑学クイズ的な問題など、国内外を問わず非常に幅広いテーマから出題される、とても面白い検定試験です。

パズルのようにちょっと変わった視点・考え方が必要になる問題や、空間認識など理数的な力を伸ばせる問題もあり、さまざまな観点から子どもの「考える力」を刺激する内容となっていますよ。

直近の過去問はすべて公式サイトにUPされており、非常に面白い問題が多数掲載されていますので、まずはこちらをぜひチェックしてみてくださいね。

【受験資格】特に制限なし
【受験料】一般:3,000円 専門:4,000円 ※学割あり
【試験地】東京・大阪・愛知・北海道・宮城・広島・福岡
【試験日程】6月・11月
【申込期間】試験日の半月前頃まで
【公式サイト】http://www.jmc.or.jp/chizuken/info.html

国際知識検定

一般社団法人国際知識普及協会が主催する「国際知識検定」。この検定はいくつかの試験区分に分かれていて、「インドネシア検定」「タイ検定」「台湾検定」「ロシア検定」などアジア地域を中心とした特定の国の歴史・自然・産業・文化・食べ物・慣習などに関する知識を問う検定や、「国旗I(国旗)」「国旗II(国旗と地理)」など国旗に関する内容が問われる試験区分などの総称が国際知識検定です。

この検定、私も何度か受験したことがありますが、小学生くらいの子どもの受験者が多い検定で、なんと保護者の付き添い受験OK(!)。申込のフローや試験当日の運営なども含めて、いい意味でかなりゆるい検定です(笑)。

複数の級や科目をコンプリートすると「国際知識マスター」などの称号が得られるというゲーム・イベント的要素もあり、お子さまの挑戦意欲を刺激すること間違いなしです! 海外の国や国旗の知識があると、ワールドカップやオリンピックなどの国際イベントもより楽しめるようになるはずですよ。

【受験資格】特に制限なし
【受験料】5級:3,240円 4級:3,780円 3級:4,320円 2級:4,644円 1級:5,076円
【試験地】東京・大阪・愛知・北海道・宮城・京都・愛媛・福岡・沖縄
【試験日程】6月・8月・10月・3月
【申込期間】試験日の数日前頃まで
【公式サイト】http://aikd.net/

各種ご当地検定

2006年頃に全国的に広まった「ご当地検定」ブームにより、日本各地に数えきれないほどのご当地検定が誕生しました。京都の「京都・観光文化検定」や東京の「東京シティガイド検定」「江戸文化歴史検定」などが有名ですが、他にも香川の「小豆島オリーブ検定」や秋田の「ナマハゲ伝道士」など、地域の特産や風俗をテーマとしたものなども含めて、全国各地にさまざまな「地域の検定」が存在しています。

 

小学校の社会科や総合学習の授業では、自分たちの住む地域の地理や歴史について学ぶカリキュラムがあったりしますが、このような「ご当地検定」もぜひ、地域のことを知るきっかけのひとつとして活用していただけたらなと思います。

検定によっては、スタンプラリーやまち歩きツアーなどのオプション企画があったり、合格者特典として地域の各種施設の入場料割引などの優遇が受けられたりするものもあります。自分が生まれ育った地域により親しみをもつきっかけにもなりますし、「長年住んでたけど全然知らなかった!」という新たな発見も数多くあることと思います。ぜひ家族みんなでチャレンジされてみてはいかがでしょうか。