2019.4.21

元号って? 天皇って? 関心が高まる今がチャンス! 日本の歴史と伝統が丸ごとわかる一冊とは?

編集部
元号って? 天皇って? 関心が高まる今がチャンス! 日本の歴史と伝統が丸ごとわかる一冊とは?

「本選びのプロ」がとっておきの情報を教えてくれる連載『まなびの本棚』第5回です。新学期が始まり、子どもたちはまだ新しい環境に緊張しているかもしれませんね。

幼稚園や小学校での心配事や不安なことは、親子で一緒に解決策を考えるなど、日々の暮らしの中で工夫して乗り越えていきたいものです。でも、もしそこで親御さんにも解決策が見出せなかったら、本の中にその答えが見つかるかもしれません。

親子で一緒に本を読み、その中から自分の気持ちに寄り添ってくれる言葉を探したり、「こういう時はこうしたらいいんだ!」と心が楽になる方法が見つかったりすると、子どもの視野はぐんと広がりますよ。

この連載では、日販図書館選書センターで選ばれた本のランキング、そして選書のプロ・コンシェルジュによるコラムをご紹介します。きっと子どもの本選びのお役に立つはずです。

選書センターについて、詳しくはこちらをお読みください→図書館司書や教育関係者が足繁く通う『日販図書館選書センター』って知ってる?

2018年度の人気図書ランキング

  • 1位
    鳥獣戯画を読みとく
    五味文彦 監修
    岩崎書店


  • 2位
    失敗図鑑
    いろは出版 編著
    いろは出版


  • 3位
    学校プールのヤゴのなぞ
    星輝行
    少年写真新聞社


  • 4位
    辞書びきえほん もののはじまり
    陰山英男
    ひかりのくに


  • 5位
    鉱物・宝石のひみつ
    松原聰
    岩崎書店

  • (※2018年4月~2019年3月 累計)
    今回は、2018年度最も人気のあった図書をご紹介しています。物語よりも、ひとつの分野をより深く、さらに濃く突き詰めたラインナップが印象的ですね。子どもの「もっと知りたい!」という探究心を満たすような、充実した内容の図書がずらりとランクインしています。

    インターネットで簡単に情報が手に入るこの時代に、あえて1ジャンルに特化した本をじっくり読み込むという体験は貴重です。興味の対象をとことん突き詰めることは、きっとお子さんの粘り強さや集中力をはぐくむ一助となるでしょう。

    コンシェルコラム
    "本選びのプロ"選書センター
    コンシェルジュのおすすめの本

    『平成』から『令和』へ。今だからこそ元号について親子で学ぼう!

    天皇陛下の生前退位にともない、4月1日に新元号『令和(れいわ)』が発表されました。引用元の万葉集にも世間の注目が集まるなど、新元号にまつわる話題で連日盛り上がりましたね。

    このように、大人も子どもも天皇や元号に対する関心が高まっていますが、「元号はいつから使われているの?」「なぜ元号が変わるの?」「天皇陛下のお仕事って?」といった子どもからの質問に、意外と答えられない方も多いのではないでしょうか。

    本書は「天皇」「元号」そして両者の関わり合いをテーマにした図書です。幅広い分野ですが、小学生〜中学生向けにわかりやすく簡潔にまとめられています。本文はオールカラーで、写真や資料が豊富に掲載されているので、時代背景をイメージしながら調べ学習をすることができます。

    さらに、教科書に名前が登場する天皇については、その時代背景や功績などの詳しい解説があります。天皇と元号を理解するための入門編としておすすめします。

    『天皇と元号の大研究 日本の伝統と歴史を知ろう』
    高森 明勅
    PHP研究所