暮らしを楽しむ 2026.10.29

ハロウィン直前でも間に合う!家にあるもので15分、親子でつくる飾りつけアイデア

ハロウィン直前でも間に合う!家にあるもので15分、親子でつくる飾りつけアイデア

気づけば、ハロウィン直前! 園や学校で仮装の話を聞いてきた子どもに「おうちは飾らないの?」と聞かれて、思わずカレンダーを見返した方もいるかもしれません。

飾りつけは、お店でそろえなくても間に合います。画用紙や紙コップ、みかん、マスキングテープなど、家にあるものと15分ほどの時間があれば、部屋の空気はハロウィンに変わります。子どもと一緒に手を動かす時間も、この時期ならではの思い出になりそうです。

子育て家庭のハロウィン、飾りは「ひとつ」からで間に合う

子育て中のママパパを対象にした2026年の調査では、今年のハロウィンで楽しみたいことの1位は子どもの仮装で、75.7%にのぼりました。ハロウィン関連グッズを飾って楽しむと答えた人は35.6%で、園のハロウィンイベントへの参加(38.5%)とほぼ並んでいます。*1

飾りつけを楽しみたいと答えたのは3人に1人ほどで、家じゅうを飾る家庭ばかりではないことがうかがえます。窓に1枚、テーブルにひとつ飾るだけでも、子どもには「うちにもハロウィンが来た」と伝わります。

ハロウィン

家にあるもので15分。窓と玄関を飾るアイデア

1. 黒い画用紙で、窓にコウモリとおばけの影

黒い画用紙を半分に折り、折り目を背にしてコウモリの羽の半分を描いて切ると、広げたときに左右がそろった形になります。マスキングテープで窓ガラスに貼っておけば、夕方に外から見たとき、部屋の明かりを背にシルエットが浮かびます。

黒い画用紙がなければ、黒い折り紙や、チラシの裏を黒いペンで塗ったものでも代わりになります。おばけや三日月、魔女のぼうしなど、子どもが描きたい形を足していくと、窓がだんだんにぎやかになっていきます。

2. ティッシュとレジ袋で、つるすおばけ

ティッシュを2〜3枚丸め、もう1枚で包んで首のところを輪ゴムで留めれば、てるてる坊主の要領で小さなおばけができます。ペンで目と口を描き、ひもをつけてカーテンレールにつるすと、エアコンの風でふわふわと揺れます。

大きめのおばけにしたいときは、白いレジ袋に丸めた新聞紙を詰めてつくることもできます。レジ袋は小さな子が頭からかぶらないよう、飾り終えたら残りを手の届かない場所にしまっておくと安心です。

3. みかんに顔を描いて、ミニかぼちゃおばけ

オレンジ色のみかんは、目と口を描くだけでかぼちゃのおばけのように見えます。皮に直接ペンで描くのが気になるときは、マスキングテープを貼ってその上に描くと、食べるときもテープをはがすだけで済みます。

玄関の靴箱の上に、家族の人数分のみかんを並べておくのもおすすめです。笑った顔、ちょっと怖い顔と、子どもが一人ひとりの表情を考えるうちに、みかんが家族の似顔絵のように見えてきます。

4. 紙コップと空き瓶で、光るランタン

紙コップに目と口を描き、伏せた状態で電池式のLEDキャンドルにかぶせると、描いた線の向こうからぼんやりと光がもれます。空き瓶にオレンジ色の折り紙を巻き、黒い紙で顔を貼ってなかにライトを入れれば、もうひとつランタンが増えます。

本物のろうそくは、紙の飾りに燃え移るおそれがあります。明かりには、子どもが触っても熱くなりにくい電池式のライトを使いましょう。

ハロウィン

部屋のいつもの場所を、ハロウィン仕様に

1. 冷蔵庫のドアを、大きなおばけの顔に

白い冷蔵庫や白いドアに、黒い画用紙で切った目と口を貼ると、それだけで大きなおばけが現れます。マスキングテープで留めておけば、はがした跡も残りにくく、ハロウィンが終わったら元に戻せます。

笑ったおばけにするか、びっくりしたおばけにするかを子どもに選んでもらうと、冷蔵庫を開けるたびに親子の会話が生まれます。

2. 夕ごはんのお皿にも、おばけを1匹

おにぎりに焼きのりで目と口をつけたり、カレーのごはんをおばけの形に盛ったりするだけで、いつもの夕ごはんがハロウィンメニューに変わります。のりはキッチンばさみで切れるので、丸や三角の形を子どもに選んでもらうのも楽しい時間です。

食卓に、玄関に並べた顔つきのみかんをひとつ移しておくと、テーブルの上もハロウィンらしくなります。

3. 電気を消して、壁に影絵

窓用に切ったコウモリやおばけを割りばしにテープで貼り、懐中電灯やスマートフォンのライトで壁に映してみましょう。ライトとの距離を変えると、影が大きくなったり小さくなったりします。

寝る前の5分だけ部屋の電気を消して、親子で影のおばけを動かしてみるのも、ハロウィンの夜ならではの遊びです。

子どもが「つくる人」になれる、年齢ごとの分担

飾りづくりは、工程を分けると小さな子も参加しやすくなります。

幼稚園の年少〜年中ごろなら、紙をちぎる、シールを貼る、ペンで顔を描く、貼る場所を決めるといった工程が向いています。年長〜小学校低学年になれば、はさみで形を切る、型紙を描く、窓のどこに何を貼るか考えるところまで任せてみるのもよいでしょう。

はさみを使うときは、少しだけ目を配っておくと安心です。消費者庁・国民生活センターには、はさみで厚紙をくりぬいて遊んでいた6歳の子が指を切った事故の情報も医療機関から寄せられています。きょうだいで工作をするときは、上の子が刃物を使っているあいだ下の子を近づけないこと、使い終わったらすぐに片づけることが呼びかけられています。*2

🦇 家にあるか見てみたいもの 🦇

  • 🎃 黒・白・オレンジの画用紙や折り紙
  • 🎃 マスキングテープ、のり、子ども用のはさみ
  • 🎃 ティッシュ、輪ゴム、白いレジ袋
  • 🎃 紙コップ、空き瓶、割りばし
  • 🎃 みかん、焼きのり
  • 🎃 電池式のLEDキャンドル、懐中電灯

自宅でできるハロウィンの装飾

手づくりの飾りが、子どもに残すもの

子どもが切ったコウモリは、羽の大きさが左右で違ったり、おばけの目の位置がずれていたりするかもしれません。それでも本人にとっては、窓に貼られた特別な1枚です。

3〜6歳の子ども64人を対象に、やわらかい素材のモンスター人形を自分で組み立ててもらい、同じ形の別の人形と比べる実験が行われました。その結果、5〜6歳の子には自分でつくった人形の価値を高く見積もる傾向が見られ、3〜4歳ではこの傾向は見られなかったと報告されています。(研究当時、英ブリストル大学およびノッティンガム大学の心理学者、ローレン・マーシュ氏ら)*3 5〜6歳の子では、作業にかけた手間の多い少ないによって評価は変わらなかったそうです。

🔍 研究でわかっていること

自分でつくったものを大切に思う気持ちは、5歳ごろから見られるようになるといいます。研究チームは、この時期に育つ「自分」という感覚と、つくったものとのつながりに注目しています。15分の工作でも、子どもにとっては特別な「自分のおばけ」になりえます。

紙を切る、ちぎる、貼るといった作業は、手先を使う遊びでもあります。複数の長期追跡データを分析した研究では、就学前後にあたる5〜6歳ごろの手先の器用さが、注意力や身の回りの世界についての知識とともに、その後の算数や読みの成績と関連していたと指摘しています。(研究当時、米バージニア大学の教育研究者、デビッド・グリスマー氏ら)*4

毎年くり返す小さな行事にも、目を向けた研究があります。家族の習慣や行事について32の研究をまとめたレビューでは、家族の決まった習慣や行事が、子どもの適応、親の子育ての有能感、夫婦関係の満足度と関連していたと述べています。(研究当時、米シラキュース大学の心理学者、バーバラ・フィーズ氏ら)*5 去年と同じ窓に同じコウモリを貼るような小さなくり返しも、わが家の行事として積み重なっていきます。

***

飾りつけが終わったら、窓の前で写真を1枚撮っておきましょう。ハロウィンが過ぎたら、子どもがつくったおばけやコウモリを封筒や箱にまとめておくと、来年の10月に「去年のおばけ、出してみようか」と声をかけるきっかけになります。

ハロウィンの夜、部屋の明かりを少し落として、親子でつくった飾りを一緒に眺めてみてください。窓に揺れる影ひとつで、今年のハロウィンは家族の思い出になっていきます。

👻 FAQ(よくある質問)

Q. ハロウィンの前日や当日からでも、飾りつけは間に合いますか?

A. 間に合います。黒い画用紙のコウモリや顔を描いたみかんは、家にあるもので15分ほどでつくれます。窓や玄関など、家族の目に入る場所にひとつ飾るだけでも、ハロウィンの雰囲気が出ます。

Q. 3歳の子でも一緒に飾りをつくれますか?

A. 紙をちぎる、シールを貼る、ペンで顔を描くなど、はさみを使わない工程なら参加しやすいです。切る作業は大人が担当し、貼る場所を子どもに決めてもらう分担もおすすめです。

Q. 手づくりのランタンに、ろうそくを使っても大丈夫ですか?

A. 紙の飾りに火が燃え移るおそれがあるため、電池式のLEDキャンドルを使うと安心です。子どもが触っても熱くなりにくく、紙コップや空き瓶のランタンにもそのまま使えます。

Q. つくった飾りは、ハロウィンのあとどうすればいいですか?

A. 写真に撮ってから、紙の飾りを封筒や箱にまとめてしまっておくと、来年また使えます。顔を描いたみかんは、マスキングテープをはがしてから家族のおやつにどうぞ。

(参考)
*1 いこーよファミリーラボ (2026)|【2026年】ハロウィン子供の人気仮装ランキング!ママパパのリアルな声&仮装写真も. いこーよ.
*2 消費者庁 (2022)|Vol.606 はさみなどの刃物で子どもがけがをしないために!. みんなの消費安全ナビ from 消費者庁.
*3 Marsh, L. E., Kanngiesser, P., & Hood, B. (2018)|When and how does labour lead to love? The ontogeny and mechanisms of the IKEA effect. Cognition, 170, 245-253.
*4 Grissmer, D., et al. (2010)|Fine motor skills and early comprehension of the world: Two new school readiness indicators. Developmental Psychology, 46(5), 1008-1017.
*5 Fiese, B. H., et al. (2002)|A review of 50 years of research on naturally occurring family routines and rituals: Cause for celebration? Journal of Family Psychology, 16(4), 381-390.