鉛筆の持ち方、時計の読み方、算数、文字、英語……。「特別な準備は必要?」「うちの子、ついていけるかしら」。年長児の保護者なら誰でも不安が募りますよね。
今回は、入学準備に関する人気記事を7つをご紹介します。12年間小学校の教壇に立ち、2000人以上の子どもたちと向き合ってきた未来先生が、教師として見てきた入学前の「本当に必要な準備」や「家庭でできる具体的なサポート方法」をまとめました。プリントや教材にこだわらなくても大丈夫。これらの記事を読んで、入学準備の不安を一緒に解消していきましょう。
【おすすめ記事1】鉛筆の「持ち方」と「筆圧」に要注意!入学後の学力を左右する意外な理由
「デジタル時代こそ大切!字を書く力」
タブレット学習が増え、字を書く必要性を感じない保護者が増加中。しかし、鉛筆で正しく字が書ける子は学習力が高い傾向に。東大生の8割が鉛筆を正しく持てるという研究結果も。幼児期からの適切な鉛筆の持ち方と、楽しみながらの練習が、将来の学びの土台となります。
「入学後すぐに『この子、学習力が高いな』と感じる子どもたちには、ある共通点があることに気づきました。それは『鉛筆を正しく持てる子』そして『筆圧がしっかりある子』です。この筆圧の問題は、思考力や学習意欲とも深く関係しています。」
(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|鉛筆の「持ち方」と「筆圧」に要注意!入学後の学力を左右する意外な理由)
【おすすめ記事2】「のんびりなわが子、小学校でついていける?」先生が教える、遊びながら育てる時間感覚
「時計が読めると子どもが変わる!」
給食や着替えの時間が心配という声の背景には、時間感覚の課題があります。小学校では、子ども自身が時計を見て行動する必要があるため、入学前からの準備が大切。ただし、時計の読み方を急いで教えるのではなく、遊びを通じて時間感覚を育むことがポイントです。
「入学時に大切なことは、「このくらいの時間がかかりそうだな」と見当をつけ、その感覚をもとに「いま何をすればいいか」を自分で考えて行動できるようになること。この感覚が身につくと、学校生活がぐっとスムーズになります。」
(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|「のんびりなわが子、小学校でついていける?」先生が教える、遊びながら育てる時間感覚)
【おすすめ記事3】入学前からできる! 小学校教員が明かす「算数センス」の育て方
「プリントより大切!算数センス」
入学前から足し算ができる子も増えていますが、プリント学習で無理に教え込むことは逆効果に。大切なのは生活の中で育む『算数センス』。おやつの分配や買い物ごっこなど、日常的な体験を通じて、自然と数への理解を深めることができます。
「焦って勉強をさせすぎることが、かえって算数嫌いを生む原因になることもあります。また、プリントの計算はできても、実際の場面で応用できなかったり、文章問題になると途端にできなくなったりする子どもも少なくありません。」
(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|入学前からできる! 小学校教員が明かす「算数センス」の育て方)
【おすすめ記事4】「自分の名前だけ書ければいい」はウソ? 12年間の教室で見てきた入学準備の大切さ
「ひらがな練習って必要?入学準備の先生の本音」
『名前が書ければ大丈夫』は建前と本音が入り混じった言葉。実際の小学校では、入学後わずか数ヶ月で50音やカタカナ、漢字の学習も始まります。ただし焦る必要はなく、遊びや絵本を通じた自然な文字との出会いを大切にすることが効果的です。
大切なのは、これらの遊びを『勉強』にしないこと。『もっときれいに』『はみ出さないように』という声かけは控えめにして、子どもが楽しく夢中になれる環境をつくってあげてください。遊びのなかで自然と育まれる力を信じて、温かく見守っていただければと思います。
(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|「自分の名前だけ書ければいい」はウソ? 12年間の教室で見てきた入学準備の大切さ)
【おすすめ記事5】小学校英語、うちの子ついていける? 学年別”家庭でできること”ガイド
「英語が苦手でも大丈夫!親子で楽しむ英語」
入学に向けて英語の準備が必要?そんな心配は無用です。スーパーでの英語探しや、お風呂でのペアの歌、寝る前の英語絵本など、日常の中で楽しく英語に触れることが、子どもの英語力の土台になります。ドリルや塾は必要ありません。
「朝の支度をしながら英語の歌を流したり、お風呂で手遊びをしたり、そんな日常のちょっとした時間を使って気軽に始められます。親が英語で上手に歌えなくても心配いりません。歌を聴きながら一緒に体を動かすだけでもOKです。」
(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|小学校英語、うちの子ついていける? 学年別”家庭でできること”ガイド)
【おすすめ記事6】【2025年保存版】小学校の英語授業って何するの? 入学前に知っておきたい基礎知識まとめ
「小学校の英語教育は『楽しい』がいっぱい」
2020年から本格化した小学校英語。3年生からは歌やゲームを通じた『外国語活動』で楽しく英語に親しみ、5年生からは『外国語科』でより実践的な活動へ。ネイティブの先生との会話や友だちとのやりとりを通じて、自然と英語でのコミュニケーションを楽しむ力が育っていきます。
「小学校の英語授業では、単なる暗記や機械的な練習ではなく、実際のコミュニケーションの場面を想定した活動を重視しています。ジェスチャーなども活用しながら、ペアワークやグループワークを通じて、実践的なコミュニケーション能力を育てていきます。」
(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|【2025年保存版】小学校の英語授業って何するの? 入学前に知っておきたい基礎知識まとめ)
【おすすめ記事7】【2025年度版】1年生準備スタートボックスを使ってみたら「子どもも親も余裕ができた!」
デジタルとアナログのバランスで無理なく始める入学準備
入学準備に不安を抱える保護者の声に応える教材セット。目覚まし時計「めざましコラショ」で朝の生活リズムが整い、タブレット学習では写真撮影やメッセージ機能で楽しく継続。時計の読み方や文字の練習など、デジタルとアナログをバランスよく組み合わせることで、子どもが自発的に学ぶ姿勢が育っていきます。
「最初は入学準備って本当に大変だと思っていましたが、この教材セットのおかげで子どもも私も余裕をもって準備できています。タブレットならではの楽しい学習方法に魅力を感じる一方で、時計の読み方や鉛筆を使った練習など、デジタルとアナログをバランスよく組み合わせた教材設計に感心しています。子どもが『もっとやりたい!』と言うほど、自発的に学ぶ姿が見られるようになったことが、一番の成果かもしれません。」
(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|【2025年度版】1年生準備スタートボックスを使ってみたら「子どもも親も余裕ができた!」)
***
子どもたちの『できた!』は、特別な学習からではなく、日常生活の中での小さな発見や体験から生まれていきます。プリントや教材にこだわるのではなく、遊びや生活の中で楽しみながら力を育んでいく。それが、入学後の学びの確かな土台となります。
焦らず、楽しみながら、子どもと一緒に成長を見守っていきましょう。
未来先生(みらい・せんせい)
小・中学校の教員免許をもち、公立小学校で12年間、担任や英語の英語専科教員として2,000人以上の子どもたちと関わってきました。英や米への留学経験あり。これまでの経験や2人の男の子の育児をもとに、子どもたちが輝くヒントをお届けします。