教育を考える/本・絵本/知育 2018.11.14

東大生の約7割がレゴで遊んでいた! 集中力が鍛えられる幼少期の「遊び」とは?

編集部
東大生の約7割がレゴで遊んでいた! 集中力が鍛えられる幼少期の「遊び」とは?

難関大学に通う学生たちは、どんな幼少期を過ごしてきたのか――。将来、我が子をそれらの大学に入れたいと願う親であれば、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

幼少期の過ごし方のなかでも、特に「遊び」は興味深い内容のひとつ。どれくらい遊んでいたのか、どんな遊びをしていたのか、気になりませんか?

そこで、今回は難関大学のなかでも最上位とされる東京大学にスポットを当て、在校生や卒業生の幼少期の遊び方について調べてみました

“親子遊び” が学力向上につながっている!?

そもそも、東大に通うほど頭のいい人たちは、子どもの頃から遊びよりも勉強に時間を割いていたのではないか――そんなイメージを抱く方もいるでしょう。しかし、必ずしもそうとは限らないようです。

イメージとは裏腹に、東大生はよく家で遊んでいたのだそう。しかし、その遊びの内容はというと、クイズ」「レゴ」「パズル」「九九など。これらの遊びを、親子で日常的に行っていたと言います。

またある記事では、「小さい頃から子どもと一緒に遊んだ」「子どもの興味に付き合った」「遊び習慣が学習習慣につながった」という親の共通点が挙げられています。なかには、「夕食後、毎晩のように2時間ほど一緒に遊んだ」という方もいました。

その遊びの内容は、ブロック」「つみき」「ジオラマづくりなど。ある親御さんは、手作りのカードで神経衰弱を楽しんだそう。

ここで注目すべきは、親自身が意識的に子どもと遊んだということではないでしょうか。親と一緒に遊ぶことで、「遊び」が「学び」につながり、ひいては「学力向上」につながったと考えられているようです。

東大生の約7割がレゴブロックで遊んでいた

多くの東大生が幼少期に経験した遊びとして注目を集めている遊びがあります。それはプラスチック製の組み立て式おもちゃ、レゴブロック(通称:レゴ)です。

レゴジャパン株式会社は、2018年に東京六大学(東京大学、早稲田大学、慶応大学、明治大学、立教大学、法政大学)出身者600名を対象に、「レゴと知育の関連性に関する調査」を実施。東大生の68%がレゴ経験者であることを明らかにしました。

また、「子どもの頃にレゴで遊んだという経験が、自身の能力やセンスに影響がありましたか?」という質問に対し、東大出身者の85%が「影響があった」と回答。

そして、「影響があった」と答えた東大出身者の約2人に1人が、「集中力」「創造力」「イメージ力」の3つの力を伸ばすことに役に立ったと答えました。ほかにも、3人に1人が「東大に入るために一番必要な能力」は「集中力」だと回答しています。

レゴで遊ぶことによって、「集中力」を含む、いろいろな能力を伸ばすことができると言えるでしょう。実際、様々な東大出身者やその親が、各所でレゴの経験談とその魅力を語っています。

■佐藤亮子さん(4人の子どもを東大に合格させたカリスマ主婦)

(「お子さまは何歳からレゴを始めましたか?」という問いに対し)2歳からさせました。レゴは、何歳からでも楽しめるのがいいのではないでしょうか? 私も、子どもと一緒に作ってよく遊びましたが、全然退屈しないのが、不思議でした。大人でも十分楽しめるところが他のおもちゃと違うところです。

(引用元: PR TIMES|レゴジャパン株式会社プレスリリース 東京六大学出身者600名に聞いた「レゴと知育の関連性に関する調査」

■ 木村美紀さん(東京大学大学院修了)

レゴブロックは、1人でも集中して遊べるし、家族みんなで共同作品を作ることもできるので、いろんなスタイルで楽しめるのも魅力だと思います。

(引用元:MAG2NEWS|美人東大タレントが明かす、わが子を東大生にしたい親がすべき9つの事

■桜雪さん(東京大学生)

父がたくさん遊んでくれて、いつも一緒に新しいルールの遊びを作っていました。あと、映画や絵本をよく観たり読んだりしていたのと、ずっとレゴで遊んでいたのはよく覚えています。

(引用元:インターエデュ・ドットコム|現役東大生アイドル! 桜雪さんインタビュー

これらを読むと、レゴは家族で一緒に楽しめて、学力向上にもつながる遊びだということがわかります。「さっそく子どもにやらせたい」と思う方も多いのではないでしょうか。

東大生はテレビやスマホでゲームを楽しんでいた!

一方で、一般的に勉強の妨げになる可能性があると考えられ、親から制限されることの多い遊びもあります。そのひとつとして挙げられるのが、テレビやスマホなどの電子機器を用いたゲームです。東大生は、これらのゲームとどう向き合っていたのでしょうか。

公益財団法人東京大学新聞社が現役東大生(院生も含む)を対象に行ったゲームに関するアンケート調査によれば、回答した357名のうち、「ゲームをまったくやらなかった」と答えた人は43名(全体の約12%)でした。

逆に、ゲームをやったことのある東大生のなかには、「最長で1日12時間以上ゲームで遊んだことがある」と答えた人が80名(全体の約22%)もいたそうです。この結果をどう思いますか? 幼少期に積極的にゲームで遊んでいた東大生は多いように感じませんか。

また同調査では、「親など家族と、ゲームとの関わり方について話し合ったか」という問いもあり、196名(約55%)が「はい」と答えたといいます。つまり、過半数の家庭で親がルールを決めたり、子どもに注意喚起したりするなど、何らかのかたちで介入していたことがうかがえます。

興味深い回答もありました。「現在のレベルでは勝てない敵を倒したいときに、自分のレベルを上げる、弱点を探す、仲間を作るなどの行為をすることは、ゲームだけでなく、現実の勉強にも応用可能。(文系・男性・1年)」といった、ゲームと勉強の関連性について語った人もいたようです。これはゲームで経験したことを、学力向上に生かすことが可能であることを示しているのではないでしょうか。

この結果を見ると、どうやら「ゲーム=勉強に悪影響を及ぼすもの」ではなさそうです。「ゲームをするのはOK、だけどルールはしっかり守ろうね!」と、親子間で時間や約束事などを決めてから遊ぶことが大切なのですね。

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東大生のなかには、幼少期に家族とよく遊び、その経験を学力向上につなげた人がたくさんいることがわかりました。親子一緒に「遊ぶ」ことで「集中力」が鍛えられるなら、今度の週末には子どもと本気で遊んでみてはいかがでしょう? もしかしたら、お子さまの集中力はすでにかなり鍛えられているかもしれませんよ!

(参考)
インターエデュ・ドットコム|東大・京大生に共通すること・しないこと 〜東大・京大生が育つまで<総集編>〜
プレジデントオンライン|親と“神経衰弱”する子が東大合格するワケ
PR TIMES|レゴジャパン株式会社プレスリリース 東京六大学出身者600名に聞いた「レゴと知育の関連性に関する調査」
MAG2NEWS|美人東大タレントが明かす、わが子を東大生にしたい親がすべき9つの事
インターエデュ・ドットコム|現役東大生アイドル! 桜雪さんインタビュー
東大新聞オンライン|5人に1人は「1日12時間以上ゲーム」経験者 ~東大生のゲーム事情~