教育を考える/本・絵本 2018.8.11

夏休みは親子で児童文学の名作『長くつ下のピッピ』の世界を楽しもう! 結城アンナさんが語る物語の魅力

編集部
夏休みは親子で児童文学の名作『長くつ下のピッピ』の世界を楽しもう! 結城アンナさんが語る物語の魅力

『長くつ下のピッピ』の物語を読んだことはありますか? 世界70言語に翻訳され、売り上げ総数6600万部以上を誇る、児童文学の名作です。1945年、第2次世界大戦終戦の年に出版された世界一強い女の子ピッピの本は、またたくまに世界中の子どもたちの人気を集め、今日まで70年以上にもわたり読み継がれてきました。

作者は『絵本の「メタファー」効果で、見守る子育てを。最高の”しつけ”を叶える読み聞かせ』でもご紹介した、スウェーデンのアストリッド・リンドグレーン。「子どもの本の女王」と呼ばれ、その人生と作品において、子どもの人権を守り、権力に屈せず正しいと思うことをユーモアをもって貫き通した女性です。

今回は、世界中で愛されるピッピの物語の魅力を、スウェーデンに生まれ、リンドグレーンの本に囲まれて育ったという結城アンナさんにうかがいました。東京・八王子にて現在開催されている、日本・スウェーデン外交関係樹立150周年記念「長くつ下のピッピの世界展~リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち~」の展覧会も併せてご紹介します。

『長くつ下のピッピ』を読んだことのある方もない方も、この夏は親子でピッピの世界を楽しんでみませんか。

結城アンナさんが語る『長くつ下のピッピ』の魅力

——幼少の頃から『長くつ下のピッピ』を愛読なさっていたとうかがいました。——

結城アンナさん:
私が2~3歳の頃から母に読んでもらっていました。主人公ピッピは憧れでした。馬やお猿さんと一緒に暮らし、お金もいっぱい持っていて、泥棒さえもやっつける。そんなピッピの強さがとても魅力的だったんです。

『長くつ下のピッピ』の物語は、まさに夢の世界です。一人で旅行に行きたい、馬に乗りたいと小さな子どもが思ったとしても、実際はなかなかできないでしょう。でもピッピは、本の中でそれを全部実現してくれる。家の中に馬を連れてきて、しまいには床の上でクッキーまで作っちゃう。めちゃくちゃな思いつきばかりだけれども、子どもの夢を体現してくれる——この物語のそんなわくわくする世界観が大好きでした。

幼心に「まさにこういうものを読みたかった!」という本に出会えたと感じましたね。本当に子どもが喜ぶ物語が展開されているんです。自分が大人になってから娘に読み聞かせるようになると、すぐに娘もこのお話を好きになり、「もっと読んで」と何度もせがまれることもありました。

お子さんへの子育てを通して感じた「読み聞かせ」の重要性

——お子さんにも『長くつ下のピッピ』を読み聞かせていたとのことですが、読み聞かせにはどのような効果があるとお考えでしょうか。——

結城アンナさん:
私は毎晩、寝る前に娘に読み聞かせをしていました。読み聞かせタイムは、私と娘にとって、とても大切な時間でした。もちろん本の内容についてあれこれ話し合うこともありましたし、その日の出来事や最近のお友達とのやりとりなどについて話すこともありました。リラックスできるので、普段なかなか聞きづらいことも話しやすくなるんです。今振り返ると、それはすごく大事なことだったと思います。

ぜひ若いお母さん方にも、親子の読み聞かせの時間を持って欲しいですね。そうすると子どもも安心できるだけじゃなくて、本を好きになります。そして本が好きだと、一人の時間が嫌じゃなくなりますよね。むしろ一人の時間が欲しいくらいでしょう。そうなると子どもがたとえ一人で過ごさなくちゃいけないときがあっても、寂しがることなく「本があるからいい」と思ってくれるようになるので、親としても助かりますよね。

ぜひ一緒に本を読んでください。

【プロフィール】
結城アンナ(ゆうき・あんな)
1955年スウェーデンに生まれる。
1961年に両親と初来日。以後、スウェーデンと日本を行き来することとなり、1971年から日本に定住する。
10代からファッション誌・CM などでモデルとして活躍。俳優・岩城滉一と結婚。その後は、夫妻でCM・テレビ番組などに出演。
60歳を迎えてから、本格的に芸能活動を再開。現在は、60代のおしゃれアイコンとして注目を集め、モデル・エッセイスト・イラストレーターとして活躍中。

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結城アンナさんも大好きだと語る『長くつ下のピッピ』の物語。この夏、ぜひお子さんと手に取ってみてはいかがでしょうか。

東京・八王子で9月24日まで開催されている展覧会「長くつ下のピッピの世界展~リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち~」では、『長くつ下のピッピ』をはじめとするリンドグレーン作品の貴重な原画や「ピッピ」のオリジナル原稿、作者の愛用品など、約200点が出展されています。

(画像)アストリッド・リンドグレーン作・画 《オリジナルピッピ》 1944年 カーリン・ニイマン(リンドグレーンの娘)私物
Text and illustration Astrid Lindgren © The Astrid Lindgren Company. Courtesy of The Astrid Lindgren Company
(「長くつ下のピッピの世界展」(会期:2018年7月28日(土)-9月24日(祝・月) 会場:東京富士美術館)より)

また、世界的な児童文学作家リンドグレーンの知られざる人生、そして彼女の作品に描かれる、スウェーデンの生活文化、自然との共生、子育てといったテーマにも焦点があてられます。

さらに本展のために制作された特別映像や、ピッピの住む家「ごたごた荘」をリアルに再現した大型模型、結城アンナさんが展覧会図録に寄せたエッセイに合せて描いたイラストの原画もお楽しみいただけます。

会場では、ピッピに変身して写真を撮れるコーナーや、自由にお絵描きできるコーナー、ピッピや馬のぬいぐるみ、ピッピのドールハウスなどで遊べるキッズコーナーなど、お子さんが楽しめる工夫が満載!

ピッピ(22)の日には、ギャラリートークも行われます。8月22日(水)、9月22日(土)14:00から30分程度、担当学芸員がみどころを紹介してくれますよ。

すべての子どもたちと、かつて子どもだった大人たちに贈る、ノスタルジックで心温まる展覧会です。詳細は『長くつ下のピッピの世界展』ホームページをご覧ください。開催概要はこちら。

開催場所:東京富士美術館 本館・企画展示室1~4
開催日時:2018年7月28日(土)~9月24日(月・祝)
開館時間:10:00~17:00(16:30受付終了)
休館日:月曜日(9/17(月)は開館、9/18(火)は休館)
入場料:未就学児無料
中小生 400円(※土曜日は無料)/ 大高生 800円 / 大人 1300円

※新館常設展示室もご覧になれます。
※誕生日当日にご来館された方はご本人のみ無料(証明書をご提示ください)
※障がい児者、付添者1名は半額(証明書をご提示ください)

※65歳以上の方、東京富士美術館メルマガ登録者等の各種割引料金
中小生 300円 / 大高生 700円 / 大人 1000円


『長くつ下のピッピ』を読んでピッピの虜になったお子さんと、夏の楽しい思い出を作るのにぴったりな機会です。ぜひみなさん、足を運んでみてくださいね。

読者の皆様にご招待券プレゼント!

「長くつ下のピッピの世界展」特別ご招待券を5組10名様にプレゼントいたします。

【対象期間】8/11(土)〜8/19(日)

【応募方法】
1. Instagram 投稿
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・あなたやお子さまのお気に入りの絵本を撮影し、ハッシュタグ「#こどもまなびラボ」をつけて投稿(よろしければ投稿文でお気に入りのポイントも教えてください)

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【ご招待券の発送】
8/20(月)以降、DM(ダイレクトメール)にて当選者にご連絡いたします。宛先の詳細をご返信いただき次第、郵送にて発送いたします。

【注意事項】
・Instagram賞、Facebook賞、Twitter賞、すべてに応募いただくことも可能です。各SNSにておひとり様何回でもご応募いただけます。

・Instagram賞にご応募いただいた写真は、当選の有無に関わらず、弊社のサイトやSNSにて掲載する場合がございます。

・写真以外の個人情報につきましては、本キャンペーンの商品の発送のみに使用いたします。ご本人の同意なしに第三者に開示、提供することはございません。

・当選連絡の際、指定期間内にお返事がいただけない場合は、当選の権利を無効とさせていただく場合がございます。

・当選連絡時に該当のSNSアカウントをフォローいただけていない場合は、当選が無効になる場合がございます。

みなさん、ぜひふだんお使いのSNSからご応募ください!

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お子さんと『長くつ下のピッピ』の物語を堪能した後は、親子で「長くつ下のピッピの世界展」に出かけ、絵本の世界に入り込んでみてはいかがでしょうか。