2018.6.7

東大生の幼少期の習い事の第1位は「スイミング」! そのメリットとは?

[PR] 編集部
東大生の幼少期の習い事の第1位は「スイミング」! そのメリットとは?

子どもの習い事ランキングで必ずと言っていいほど上位に来るスイミング。検討されている方も多いのではないでしょうか。こんなにもスイミングが支持されているには理由があるはず。

今回は、スイミングを習うことのメリットを「身体」と「脳」に分けてご紹介いたします

子どもたちの身体にはどんなメリットがある?

スイミングを習うことで、子どもたちの身体にはどんなメリットがあるのでしょう?

1.全身運動ができる

例えば、サッカーやバスケットボールなどは利き足や利き腕を使っての運動が主ですよね。一方で、スイミングは左右対称の動きを繰り返します。そのため、全身をバランスよく鍛えることができます。きれいなフォームで泳ぐことは、正しく筋肉を使うことになるのです

2.怪我をしにくい

陸上では、重力のため足にかかる負担が大きくなってしまいますが、水中では浮力によって負荷が減るため、怪我をしにくいようです。また、ぶつかり合って点を取るような、ほかの子どもとの接触が少ないことも怪我が少ないポイントではないでしょうか

3.小児喘息でも運動ができる

喘息を持っていると少しの運動で発作が起きてしまうことがありますが、スイミングの適正な温湿度を保った室内は喘息の発作が起こりにくいのです。また、スイミングは水圧を受けながら呼吸することになるので、心肺機能や呼吸循環機能の働きが盛んになり、体の発達を促進してくれます

ロンドン五輪の競泳メダリスト・寺川綾さんが水泳を始めたのも小児喘息がきっかけだったのだそう。

小さい時から小児喘息を患っていまして、三歳の時に少しでも体力をつけるために始めたのが水泳でしたね。喘息が治るというわけではないのですが、喘息にとってすごく良い環境らしくて。湿気がすごく多いのと、全身運動ですよね。全身運動で体力をつけて病気に打ち克つじゃないですけれど。昔の記憶なのでおそらくなんですが病院の先生に水泳を勧められたのがきっかけだったと思います。

(引用元:三井アウトレットパーク|ロンドン五輪 競泳メダリスト 寺川 綾さんトークショー

4.風邪をひきにくくなる

水に出たり入ったりを繰り返すことが皮膚への刺激になり、病気への抵抗力を高めることができます。プールの水温は体温よりも低いので、水の中では身体の体温調節作用が働き、熱を発散し、エネルギーを消費します。この働きによって、身体の循環機能が活性化するため代謝がアップ、基礎体力がつくのです

スイミングを習うメリット2

スイミングを習うと「頭が良くなる」って本当?

水泳と脳の関係はさまざまなメディアで話題となっています。実際にスイミングを習うことで、「頭が良くなる」のでしょうか?

オーストラリアのグリフィス大学の教授が発表した、5歳以下の子ども約7,000人のデータによると、「スイミングに通う子は同年代の子に比べ、親の収入などに関係なく成績がよかったという。さらに、数学関連の問題でも高いスコアをマークするだけなく、自己表現力に優れ、読み書きや計算力でも高い能力を示した」のだそう。

また、全国展開する大手水泳教室「イトマンスイミングスクール」HPでは、水泳と脳の関係について以下のように説明されています。

子どもの神経系の発達は3歳がピークとなります。この時期に水の浮力を使って自由に体を動かして遊ぶことは、脳の空間認知能を鍛えることにつながります。したがってスイミングには空間認知能を鍛え、スポーツ万能の子どもが育つだけではなく、算数の図形問題が得意になる等、頭の発達にも非常に良い効果があると言われています。

(引用元:イトマンスイミングスクール| 今始めたい習い事 スイミングのすすめ

やはりこのように、スイミングを習うことと「脳」へのメリットは無関係ではないのかもしれません。

しかし、子どもの「頭の良さ」「勉強の能力」を育てる習い事を徹底研究し、“賢く育てる家庭のルール” をまとめた1冊である『頭のいい子が育つ習い事』(KADOKAWA 角川書店)によると、もう1つ別のポイントがあるようです。

約7,000人の現役東大生の体験談をもとにした同著では、東大生が過去にしていた習い事1位は「スイミング」で全体の65.8%でした。また、スイミングを習い始めた時期については、過半数が6歳以下と答えたのだそう。その理由として、東大生の保護者が「子どもが小さなうちは特別な習い事ではなく、心身を鍛える定番の習い事を」と考えていたからではないかと説明されています。

スイミングを習うことによって急に「頭が良くなる」のではありません。地道な練習をこなしたからこそ得ることができる達成感や、昇級などの成功体験を繰り返すことで、何ごとにも向上心を持てるようになり、前向きな自立した人間に育っていくのですね。

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このスイミング、習い事としてのメリットはかなり多そうです。まずは、2~4日の短期レッスンや、近所のスイミングスクールの体験レッスンに申し込んでみて、お子様の反応を見てみるのはいかがでしょう。

(参考)
PRESIDENT Online|水泳で頭が良くなる?東大生の6割が小学生時代にスイミング
セントラルスポーツ・キッズ|スイミングの効果
イトマンスイミングスクール| 今始めたい習い事 スイミングのすすめ
芳村整形外科医院ホームページ|「水泳によるスポーツ障害」
埼玉スウィンスイミングクラブ|水泳のススメ
日経DUAL|水泳で子どもの心肺機能を向上させ、体を柔軟に
ダ・ヴィンチニュース|【現役東大生7000人】子どもの頃の習い事、1位「水泳」、2位「ピアノ」…賢く育てるためのヒントとは?